史上最大規模のマイナーチェンジ【メルセデス・ベンツCクラス】を発表!

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キーワードは「伝統と革新」

メルセデス・ベンツ日本は7月25日、東京中央区銀座の新橋演舞場を会場に、大幅改良が施されたメルセデス・ベンツ「Cクラス」のセダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの4車種を発表。全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークにて発表会当日から受注を開始した。

メディアと招待客で埋まった新橋演舞場では、メルセデスのオープニングムービーが上映を終えると拍子木の音が響き渡り、注目の若手歌舞伎俳優、尾上右近が獅子の精の装束で「石橋(しゃっきょう)」を舞う。そのダイナミックな歌舞伎舞踊から暗転して、新しいメルセデス・ベンツCクラスと同社代表取締役兼CEOの上野金太郎氏が登場となった。

「伝統と革新」をキーワードにしたこの演出は、グローバルDセグメントのベンチマークとして、“Never Stop Improving.”つねに進化をとめないメルセデス・ベンツCクラスと、スーパー歌舞伎などの新しい演劇を生み出し続ける新橋演舞場(松竹)とのコラボによって実現したとのこと。

また、ドイツ・ダイムラーAGから、同モデルのチーフエンジニアを務める、クリスティアン・フリュー氏が来日してCクラスに改良ポイントを解説。パーツにして約6500点もの改良が施されたという、史上最大規模のマイナーチェンジでは、まず前後バンパーのデザインが変更され、立体的なリフレクターの「LEDハイパフォーマンスヘッドライト」もしくは、片側84個のLED光源を瞬時に個別に制御する「マルチビームLEDヘッドライト」が与えられ、従来よりも精悍でダイナミックなイメージを演出しているとのこと。

パワートレインのトピックとしては、ガソリン仕様の「C200アバンギャルド」には、最高出力184psと最大トルク280Nmを発生させる1.5リッター直4ツインスクロールターボ「M264」エンジンに、ブレーキ回生エネルギーの蓄電および低過給圧時の動力補助(14ps/160Nm)とギアシフトのアシストを行う「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」「48V(ボルト)電気システム」を組み合わせ、従来以上の低燃費化と高効率化を実現。一方、クリーンディーゼル仕様の「C220dアバンギャルド」には、従来よりもパワーアップ(194ps/400Nm)と振動、ノイズの低減を両立させた2リッター直4ターボ「BlueTEC」エンジンを採用した。

レーダーとステレオカメラを使った先進運転支援機構もアップデートされ、先行車との車間距離や周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視。車線がモニターできない場合などは先行車を追従するなど、従来よりもステアリングアシストの作動状況が大幅に拡大した。また、システム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減する。その他、「アクティブレーンチェンジングアシスト」や「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載するなど、旗艦Sクラスに匹敵する装備も用意された。

また、メルセデス・ベンツ日本では、「最高のブランド体験」提供の一環として、特典付きのオンライン予約や新車購入から1年程度のユーザーを対象に、新型への乗り換えをスムーズに行える「サティスファクション・プラス」を用意。NTTドコモとのコラボによる「dカーシェア」での試乗サービスなども8月10日から期間限定でサービス提供をはじめる。

この新しいCクラスの車両本体価格は、セダンが449~580万円でステーションワゴンは473~604万円、クーペが564万円、カブリオレは615万円。メルセデスAMGモデルは、3リッターV6ツインターボの「43」モデルが940~1003万円、4リッターV8ツインターボの「63」モデルが1211~1483万円。9月頃から順次納車を予定している。

メルセデス・ベンツ日本 http://www.mercedes-benz.co.jp

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萩原充
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