BMWi、次世代モビリティ構想【新書紹介】

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BMWi – Visonary Mobility

世界的に高まる環境問題-低炭素社会のニーズに向けてBMWが提案する新ブランド「BMWi」。同社が目指すモビリティの未来像を解説しながら、i3やi8など成果として生まれた最新のエレクトロモビリティ達を紹介する、情報量際立つ資料集。

都市部の人口増加や温室効果ガスの影響など、今後予測される無視できない問題を説明した上で、その環境下でも持続可能な「理想のクルマ」を模索。プロジェクト設立からの推移や描いたコンセプトを示しながら、それぞれのモデルに込められた技術を解説して見せる。

1972年製モーター駆動版1602からの試作車群を始め最新の車体構造や素材など、付け焼刃的でなく連綿続く考察と積み重ねの末に生まれたことが伝わる。

見易く整理された紙面とiシリーズの美しいデザインからは、自動車の未来が窮屈でなく、洗練された楽しいものであることを予感させるだろう。自動運転技術等キーテクノロジーに食い足りない印象も残るものの同社の次世代開発ビジョンとクルマの未来を知る手掛かりとなる。

2019年9月までBMWミュージアム開催中の、同名展覧会に合わせ編集された一冊である。

 

BMWi – Visonary Mobility
著者など:Andreas Braun(著)
出版社:Hirmer Verlag
ハードカバー/W330×H276/カラー/240p/英・独語併記
10,065円 (税込)

情報提供:代官山蔦屋書店

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