【嶋田智之の月刊イタフラ】小さなSUV、プジョー2008は意外や全方位的ツアラーだった

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小さなグランツーリスモ

プジョー2008はデビュー直後の2013年に試乗したきり。床下にゆとりがあって比較的道を選ばないのはいいし、乗り心地もいいけど、ちょっと動きがモッサリしてるんだよなぁ……という記憶がありましたが、やっぱ進化するんですねぇ。パワートレインは今や110psの1.2ターボと6速ATの組み合わせ。足腰には重心の高さを感じさせないシッカリ感があり、それでいて長くよく動くから、乗り心地の好印象っぷりはそのままに、クルマ全体がシャッキリしてだいぶスポーティな乗り味を感じさせるクルマに変身していました。しかも任意に走行モードを切り替えて悪路に臨んでAWDでもないのに「マジすか?」という走破性を見せるグリップ・コントロールが備わっています。これがかなり心強いのですよぉ。そこそこ速い、快適、全コンディションに強い。見た目通りのSUV的な使い方も当然できるけど、むしろ小さなグランツーリスモみたいな感じを強く受けました。気に入った!

LE VOLANT 2018年8月号 Gakken Plus

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