クルマを降りてもガイドが続くクラリオンの次世代ナビ【人とくるまのテクノロジー展2018横浜】

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5月23日(水)から25日(金)まで、(神奈川県横浜市西区)パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」で新作AVナビを発表したクラリオンにも触れておこう。

スマホ連携強化で実現する車載ナビ+スマホの「Door to Doorナビ」

日立グループの一員として「人とくるまのテクノロジー展2018」に出展したクラリオンは、7月上旬発売の高精細9型AVナビゲーション「NXV987D」を披露。「Door to Doorナビ」を謳う最新機種のほか、同ナビを進化させた参考出品モデルを展示し、さらなるアップデートも示唆していた。

スマホではGoogle Maps Platformを活用

2018年夏モデルであるクラリオンの9型AVナビゲーション「NXV987D」は、出発前にスマホ検索で、出発から帰宅まで、徒歩を含む移動ルートをすべて設定できる次世代ナビ機能の「Door to Door ナビゲーション」を謳っている。価格はオープンプライスだが、店頭予想は17万8000円前後。

スマホを使って駐車場から最終目的地まで案内できるのが大きな特徴。あらかじめ検索した移動ルート(クルマ、徒歩)、駐車場、目的地情報などを、専用アプリを通してカーナビ側とシームレスに共有できる。

スマホで設定した目的地をカーナビにテザリングで自動的に引き継ぎ、ナビによる最新の交通情報を加えたルート誘導を実施。スマホでは「Google Maps Platform」が活用されている。

また、目的地に近づき、事前設定した駐車場が満車の場合は、空車の駐車場を自動的に検索する機能も用意。駐車後は、最終目的地までの徒歩ルートをスマホに自動的に表示するだけでなく、目的地からクルマに戻る時も、駐車位置までの徒歩ルートが表示され、ショッピングモールなどの大きな駐車場でも愛車の位置が分かるのだ。

次期モデルではスマホで経由地設定も可能

ほかにも、ナビゲーション/オーディオ/ツール/アプリケーションの4エリア表示機能が好評な「Quad View」の画面入れ替え機能が加わるなど、使い勝手の改善が図られている。

 

「NXV987D」の隣に展示されていた参考出品の「NEXT Door to Door DEMO」は、「NXV987D」をアップデートした開発中のモデルで、スマホで経由地(3カ所まで)なども設定可能。スマホ連携を強化し、利便性を向上させるなど、アップデートが図られている。発売予定は未定とのことだが、近い将来市販化されるのは間違いなさそうだ。

フォト&リポート:塚田勝弘

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