【東京モーターショー2017】ダイハツは小型車と軽自動車の市場に向けた近未来の方向性をより具体的に展開

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ダイハツは、DN(ダイハツ・ニューネス)をキーワードに、往年の名車のコンセプトを現代の技術で具現化したモデルを披露した。

イタリアンデザインで一時代を風靡した「コンパーノ」の現代版、働く軽自動車の代表にもなったオート3輪のイメージを現代の技術で活かした商用EVの「プロカーゴ」、コンパクト3列ミニバンの「マルチシックス」、アクティブ小型SUVの「トレック」、タントの後継モデルと噂される「ユースペース」などがお披露目となった。

ダイハツのユーザーが多いインドネシアやマレーシアの市場では、小型車のマルチパーパス的な使い方の要望が多いのだとか。マルチシックスやトレックは、そうした声を受けて具体化されたものだ。

DN-COMPAGNO

DN-COMPAGNO(コンパーノ)は、往年の名車、コンパーノのスタイリッシュなデザイン思想を継承したコンパクト4ドアクーペだ。パワートレインには1リッターターボと1.2リッターハイブリッドの搭載が可能と公表され、ディメンジョンは日本の5ナンバー枠に収められている。日本の市場では、上質でスタイリッシュ、そして適度なサイズの小型車を求める声が増えるはず。ユーザーの反応が気になる一台だ。

DN-MULTISIX

インドネシアのモーターショーで初お目見えとなったDN-MULTISIX(マルチシックス)。上質さと使い勝手を両立させ、コンパクトなボディに3列シートを持つというコンセプトで作り上げられている。インドネシア市場には、商用車ベースの3列シートを持ったモデルがすでに発売されているが、よりプレミアム感を強調したミニバンモデルに仕上げられているのが最大の特徴。

DN-PROCARGO

商用EVに最新のアイデアを満載したのがDN-PROCARGO(プロカーゴ)だ。室内高は1600mmもあり、ピラーレスで巨大な開口部を実現。EVの利点を活かした低床も特徴の一つで、車内のアレンジはかなりの自由度を持つ。バックゲートも大開口だが、電動スロープ仕様も存在するので、ケアの用途にも便利か。愛らしいルックスも人気になりそう。

DN-U-SPACE

N-U-SPACE(ユースペース)は、タントの後継を担うモデルではないかと噂されているモデルだ。初代タントに似たデザインと、使いやすさを追求した様々なアイデアが満載され、魅力溢れるモデルになっている。最大の特徴は、Bピラーレスで前後ともスライドドアになっていること。フロントドア側はリンクを使った構造だが、この部分だけでも実用化を望みたい。

DN-TREC

日常と趣味を両立するスタイリッシュなSUV。それがDN-TREC(トレック)の開発コンセプトだ。3980㎜の全長と1695mmの全幅で、5ナンバー枠を意識したコンパクトなサイズながら、SUVらしい機能的でタフな印象も強い。室内などは上質さに拘った造りで、インテリアのデザインもスタイリッシュ。エクステリアと同様に赤をポイントとして配している。パワートレインは1.2リッターハイブリッドと1リッターターボの搭載が可能とか。適度なサイズのSUVを求める声が増えているので、市販化して欲しい一台だ。

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