フロントマスクはEVコンセプト風に、ベントレー・コンチネンタルGTが第3世代に進化

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635psのW12ツインターボを搭載

 

ベントレー・モーターズは8月29日、フルモデルチェンジを受けて3代目に移行した新型「ベントレー・コンチネンタルGT」を発表した。

 

躍動的で揺るぎないパフォーマンス、ハンドクラフトから生み出されるラグジュアリー性、そして最先端テクノロジーが三位一体となった史上最高のグランドツアラーであると、ベントレーは主張。ベントレー・モーターズのヴォルフガング・デュルハイマー会長兼CEOは次のように紹介する。

 

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「ベントレーは100年近くもの間、ラグジュアリーグランドツーリングカーの最前線に立ってきました。第3世代の新型コンチネンタルGTは、私どものデザインとエンジニアリングの賜であり、ベントレーの歴史に新たな一歩を刻むクルマです。私どもはラグジュアリーカーの世界をリードし、自動車業界におけるラグジュアリーの定義を塗り替える製品とサービスを提供しています。ベントレーの伝統を継承しつつも革新的な進化を目指し、ベントレーを所有する喜びを格段に高めたいという私どもの願いを反映して生まれたのが、新型コンチネンタルGTです」。

 

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搭載されるパワーユニットは従来型と同様に、6.0リッターW型12気筒ツインターボだが、スペックは向上していてパワーとトルクは635ps/900Nmを発揮する。組み合わせるトランスミッションは、従来の8速トルコンATに代えて新たに8速デュアルクラッチを採用。先代型比で80kgの軽量化も貢献し、0-100km/h加速は3.7秒でこなし、333km/hの最高速を実現する性能が与えられた。

 

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AWDシステムはアクティブ化された。従来型は40:60の割合で前後のトルクが配分されたが、新型では走行状況に応じて変化。通常は可能な限り後輪駆動で走行する。

 

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新型のスタイルは、全体のイメージこそ先代から受け継ぐものの、先代より長く、低くなった。前輪を135mm前方に配置したことによってボンネットが長くなり、ノーズも低くなっている。デザインは先代型までの特徴だったクラシックな優雅さを継承しつつ、シャープなラインが際立つ彫刻のようなフォルムに一層の磨きをかけた。新型のデザインはコンセプトカー「EXP 10 Speed 6」からインスピレーションを受けているという。

 

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最高品質の天然レザーや、環境に配慮された方法で採取された希少なウッドを用いたデコレーションパネルで仕上げられたインテリアで目を引くのが、センターパネルの「ベントレー・ローディングディスプレイ」。エンジンスタートボタンを押すと、センターパネル部分のウッドパネルが静かに回転し、12.3インチのデジタルMMIディスプレイが出現する。さらにこのパネルを回転させると、エレガントなアナログダイヤルが3つ配置された面となり、外気温やコンパス、そしてクロノメーターが現れる。乗員は3種類から、その時の気分に合わせてセンターパネルを選べるというわけだ。

 

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新型コンチネンタルGTは、9月12日に開幕するフランクフルト・モーターショーにて、世界初公開される予定だ。

 

 

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