デザインのモチーフは戦前のGPカー、インフィニティの「プロトタイプ9」、その正体は?

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0-100km/hを5.5秒でこなすEV

 

インフィニティは、米カリフォルニア州ペブルビーチで8月20日から開催される「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、「インフィニティ・プロトタイプ9」を初公開すると発表。8月12日に写真を公開した。

 

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プロトタイプ9は、1940年代のレースカーをモチーフとした、オープンホイールのレトロなロードスタースタイルが特徴。一方で、パワートレインには電気モーターを採用するEVモデルである点が現代的だ。

 

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スチール製ラダーフレームに、ハインドメイドによるスチール製パネルを組み合わせたボディのサイズは全長4330mm、全幅1820mm、全高910mm。ホイールベースは2700mm。動力源として148ps/320Nmを引き出す電気モーターが搭載され、後輪を駆動。0-100km/hを5.5秒でこなす性能が与えられたという。最高速は170km/hに届くとのこと。ちなみに車両重量は890kgだ。

 

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インフィニティによると、このプロトタイプ9は古き佳き日本のモータースポーツシーンに触発されて作ることになったのだという。インフィニティが現代の技術で1940年代のレースカーを作ったらどうなるか、という発想から生まれたプロジェクトで、そこから社内で話が膨らみ、このモデルの製作に至ったとのこと。

 

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彼らがイメージしたレースカーの一例として、1966年に富士スピードウェイで行われた日本GPで勝利を収めた「プリンスR380」を挙げており、このR380は米カリフォルニア州カーメルで8月18日から開催される「クワイル・モータースポーツ・ギャザリング」にも出品するとのこと。

 

 

 

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