メルセデス・ベンツ日本は、新型「GLA」を発表。全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ4月19日より発売すると発表した。なお、新グレードとなる「GLA 220 4MATIC」は9月以降の発売を予定している。
今回発売される新型GLAは、ダイナミックなデザインをはじめ走行性能や機能装備など、さまざまな面でより“SUVらしさ“が際立つ進化を遂げた。また、トップパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC」は、デザインを一新している。
パンチドグリルでメルセデスのSUVらしさを強調
新型GLAのエクステリアは、パンチドグリルと存在感が強調されたフォグランプ、そしてアンダーガードがデザインモチーフとなるフロントマスクを採用。オフロード適性に優れたスSUVらしさを強調するデザインに変貌を遂げた。一歩、リアコンビネーションランプには新型Eクラスにも採用される「クリスタルルック」を採用。後続車からの視認性を高めつつ、状況に応じて発光量を調整することも可能になった。
都心部の立体駐車場にも対応できる1.55m以下の車高は従来通り。しかしボディ全体の空力特性を改善。Cd値は0.29とSUVとしては秀逸な数値を実現した。また、ボディカラーにはSUVらしさと華やかさを両立した「キャニオンベージュ」をはじめ個性豊かな3色が追加されている。
駆動系は基本的に従来通り。搭載される四輪駆動システム「4MATIC」は、あらゆる路面状況において常に最適なトラクションを発揮。高い操縦性と走行安定性を実現し、通常時はほぼ100%前輪駆動で走行し、状況に応じて効率的に後輪にトルクを配分する。その「4MATIC」には、急勾配の下り走行の際、アクセルとブレーキを自動制御して車速を自動調整できるDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)や、ステアリング舵角、登坂角、車両傾斜角、方角をCOMANDディスプレイに表示し現在の車両状況が一目でわかる、「オフロードスクリーン」を装備。SUVとしてのキャラクターをさらに際立たせている。
一方、エンジンについては2.0リッター直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを最適化、最高出力135kW(184PS)、最大トルク300Nmを発生するユニットを搭載した「GLA220 4MATIC」をラインアップに追加。このニューフェイスは、日常のドライブシーンからダイナミックなオフロード走行まで対応する動力性能と経済性を両立したモデルとなっている。
メルセデス・ベンツならではといえる安全性の高さを体現する装備も充実している。衝突回避・被害軽減ブレーキやドライバーの疲労を検知すると注意を促す機能は全モデル標準で装備。最新鋭の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を設定している。また、駐車時のストレスを軽減するため、パーキングアシストリアビューカメラを全モデルに標準装備するとともに、縦列駐車や並列駐車時にステアリング操作を自動的に行なう「パーキングパイロット」も設定している。
旗艦グレードとなる「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC」は、外装をリフレッシュ。フロントマスクはAMGツインルーバーと大型化したエアインテークでAMGデザインの最新トレンドに。フロントスプリッターからサイドスカート、4本のフィンを備えたリアディフューザーはシルバークロームで仕上げられ、SUVらしさも強調されている。また、フロントエプロンやルーフスポイラーのリファインで揚力バランスをスポーティな設定としながら空力を改善。140㎜の最低地上高を確保したことで、スポーツ性を高めながら十分なSUV適性も確保する。なお、量産車最強を謳うパワーユニットは従来通り。2.0リッター直列4気筒直噴ターボは、最高出力280kW(381PS)と最大トルク475Nmを発揮し、5つの走行モード切り替えを設定する「AMGダイナミックセレクト」が装備される。
新型メルセデス・ベンツGLAメーカー希望小売価格
GLA180
1.6リッター、直4直噴ターボ
¥3,980,000
GLA220 4MATIC
2.0リッター、直4直噴ターボ
¥4,490,000
GLA250 4MATIC(受注生産)
2.0リッター、直4直噴ターボ
¥5,130,000
メルセデスAMG GLA45 4MATIC
2.0リッター、直4直噴ターボ
¥7,920,000
※価格はすべて消費税込み