ダイムラーは4月19日に開幕した上海モーターショー2017において、次世代の小型プレミアムセダンの方向性を示す「メルセデス・ベンツ コンセプトAセダン」をワールドプレミアした。

小型プレミアムセダンの方向性を示す

このコンセプトモデルのボディサイズは全長4570×全幅1870×全高1462㎜。クーぺを思わせるダイナミックなプロポーションが特徴的な、ショートオーバーバングの3ボックスセダンだ。

「センシュアル・ピュリティ（官能的な純度）」を掲げるデザインは、滑らかで官能的な表面処理が特徴。ダイムラーでは、新しいデザインの時代を導く可能性を秘めたものなると主張している。

フロントマスクは、新型AMG GTロードスターやAMG GLC63などにも採用されている縦基調のパナメリカーナ・グリルが次世代モデルを実感させる。デザイン性と機能性を高い次元で融合した前後ライトも特徴的なディテール。前後ライトは、走行時の外の光に合わせて発光色が変わる技術を盛り込むなど、先進テクノロジーの導入にも積極的だ。

メルセデス・ベンツのコンパクトモデルは世界的に大きな成功を収めている。A、Bクラスをはじめ、派生となるCLAやCLAシューティングブレーク、そしてクロスオーバーSUVのGLAとモデルバリエーションも豊富だ。コンセプトAセダンがプロダクションモデルに昇華した暁には、この勢いをさらに加速させる原動力になりそうだ。