ミウラ発祥の地まで600kmの旅
2016年にミウラ生誕50周年を迎えたランボルギーニは、ヴィラ・デステやグッドウッドなど、世界有数のコンクール・デレガンスへの出品、そして6月にはイタリアでツアーイベントを開催するなど、さまざまな記念イベントを展開してきた。その締め括りとして12月上旬、スペインのマドリッドからロラ・デル・リオまで、ミウラのルーツを訪ねる600kmにおよぶツーリングイベントを敢行した。
主役はランボルギーニの本拠地、イタリアはサンタアガタ・ボロネーゼにあるランボルギーニ・ミュージアムに保管されている、イエローのミウラSV。その伴走車としてアヴェンタドールやウラカンの現行モデルが華を添えた。
最終目的地は、175年前に設立されたスペインでもっとも古い闘牛の繁殖農場である「ミウラ牧場」。現在、この牧場はエドゥアルド・ミウラとアントニオ・ミウラによって運営されているが、ランボルギーニの創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニは、1966年にこの伝説の闘牛牧場を訪問。彼らの父であるドン・エドゥアルド・ミウラと出会うことで、スーパーカーの新時代を切り拓く、輝かしい「ミウラ」の名前が誕生することになったというわけだ。
つまりこの場所でランボルギーニ・ミウラというスポーツカーの歴史的アイコンが生まれたわけだが、50年前、彼らはすでにそうなることを予感していたそうである。
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