「エコ」ならぬ「エゴ」モード搭載! ランボルギーニが改良新型「アヴェンタドールS」を発表

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スタリングの刷新で空力性能も向上

 

ランボルギーニは12月19日、フラッグシップの次世代モデル、「アヴェンタドールS」を発表した。

 

空力にこだわった新デザインや再開発されたサスペンション、強化されたパワー、そして新たなドライビングダイナミクスを特徴とする。「S」は、絶えず進化を続けるアヴェンタドールの系譜に引き継がれるモデルで、V型12気筒ランボルギーニの新たなベンチマークとなると、ランボルギーニは紹介。同社のステファノ・ドメニカリCEOは次のようにコメントしている。

 

「アヴェンタドールSは、アヴェンタドールの次世代モデルであるとともに、スーパースポーツカー開発の技術およびパフォーマンスにおける新たなマイルストーンとなるクルマです。先進的なデザイン、最先端技術およびドライビングダイナミクスが完璧に調和し、スーパースポーツカーの概念を新次元へと導きました」

 

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搭載される6.5リッターV12エンジンの出力は、従来型となるアヴェンタドールLP700-4の700psから740psに引き上げられた。最大トルクは690Nmで、トランスミッションは従来型同様に7速ISR(インディペンデント・シフティングロッド)とよぶ自動MTを組み合わせ、4輪を駆動。乾燥重量を1575kgとしたボディを、停止から100km/hまで2.9秒、最高速350km/hにまで導くという。なお、V12エンジンはアイドリングストップ機構と気筒休止機能が搭載された点も大きな特徴である。

 

外観ではフロントおよびリアのデザインが改められた。リアウイングは角度を3段階に調整可能なアクティブリアウイングを採用。デザイン変更により、フロントのダウンフォースは130%増加している。

 

シャシー面では「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」との統合を目的に、リアアクスルに「ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング(LRS)」を搭載した点が特徴だ。LRSは、ドライバーのステアリング操作に応じて2本のアクチュエーターが5ミリ秒の速度で反応し、リアルタイムで角度やコーナリング剛性の調整を可能にしたもの。低速時はリアホイールがステアリング角度と逆方向を向き、小回りが利くようになった。これまでより小さい舵角での走行が可能なため、より俊敏な走りを実現し、コーナリングパフォーマンスに寄与する。高速時は前後のホイールが同じステアリング角度をとり、高い安定性を生み出す。

 

アヴェンタドールSのドライビングモードは、従来の「ストラーダ」「スポルト」「コルサ」に加え、新たに「エコ」ならぬ「エゴ」モードを設定。エゴモードはドライバーの好みに応じてトラクションやステアリング、サスペンションをカスタマイズできるものとなっている。

 

ブレーキシステムには、カーボンセラミック製ブレーキが標準され、高い制動性能を発揮。100km/hから停止するまでの距離は31mに短縮されている。

 

インテリアでは新しいTFTデジタルメーターを採用し、走行モードごとに異なる画面が表示できる点が新しい。Apple CarPlayに対応している点も見逃せない。

 

なお、現在のところ日本仕様の価格は未定とのこと。続報を待ちたい。

 

 

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