フェラーリが新型「488チャレンジ」を公開! ターボエンジンのレーシング仕様は史上初

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フィオラノのタイムは458より1秒速い

 

12月4日、フェラーリは米デイトナで開催された「フェラーリ・ワールド・ファイナル」で、フェラーリ・チャレンジ・レース用の最新モデル「Ferrari 488 Challenge(フェラーリ488チャレンジ)」を発表した。チャレンジ・シリーズ初となるターボ過給器付きの3.9リッターV8は670psを発生し、フィオラノ・テストコースでのタイムは前モデルの458チャレンジより1秒速い1分15秒5を記録している。

 

488GTBからのおもな変更点は、パフォーマンスに最適化した専用のエンジンマッピング、レーシングシフト制御を採用したクロスレシオのF1 DCTトランスミッション、3モードが設定された専用の走行モード選択システム「マネッティーノ」など。電子制御LSDの“E-Diff3”とトラクションコントロールを統合制御するSSCもチャレンジ・レースカーとしては初搭載で、これらの効果により、モンツァのリファレンスコーナーでの旋回速度は11.6%も高まったという。

 

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また空力面では、新デザインのフロントバンパー&ボンネットと大型リアウイングを採用。前者はフラップを内蔵した3連エアダクトを備え、後者は2016年の世界耐久選手権で優勝した488GTEと同様の形状としている。その結果、458チャレンジEVOに比べるとフロントで7%、リアで9%の効率向上が達成されているとのことだ。また、ボディサイドのエアインテークは、エンジンルームに加えてリアブレーキにも冷却風を導入できるように変更されている。

 

 

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