道路にライトで文字を書く! メルセデス・ベンツが新型ヘッドライトを発表

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今後は自動運転への応用も

 

12月2日、メルセデス・ベンツは200万ピクセル以上のマイクロミラーを搭載したHDヘッドライトによって眩惑のないライティングを可能にした「DIGITAL LIGHT(デジタルライト)」を発表した。このシステムは、車両側のカメラやレーダーといったセンサーからの情報によって周囲の状況を正確に判断し、片側100万ピクセル以上に細分化された光源の輝度値をミリ秒単位でリアルタイムに制御することで、たとえば歩行者や対向車に乗る人の顔だけを避けるなど、精密な配光を可能にしている。

 

DIGITAL LIGHTは道路標識や交通情報などをもとにした方向指示や警告表示を高精細なライティングによって路面に照射し、安全な走行をアシストする機能も搭載。将来的にはそれらの情報を他車と相互通信で共有させ、自動運転の制御にも役立てていくとしている。DIGITAL LIGHTのプロトタイプはすでにテストカーに実装されており、近く公道での走行試験に移行する予定という。

 

 

Revolution der Scheinwerfertechnologie: Mercedes leuchtet in HD-Qualität

 

それに先立ち、メルセデスは2016年10月に、片側に4つの光点に独立して動作する1024個のLEDチップを組み合わせることで、車両1台あたり8192個の光源を持たせたヘッドライトを発表しており、こちらは近く市販車両に搭載されるとのことだ。

 

 

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