メルセデス・ベンツがBMWのお膝元、ミュンヘンでカーシェアリング事業を開始

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予約はスマートフォンのアプリを通して

 

11月、メルセデス・ベンツは独ミュンヘンにて個人カーシェアリングのプラットフォームの提供を開始することを発表した。このサービスは、メルセデスが用意する“Croove”アプリを介して、自分のクルマを使っていない時間にカーシェアリング車として貸し出したいオーナーと、利用希望者とをペアリングするというもの。サービスは12月にスタートする予定だ。

 

Weiteres Projekt der CASE-Strategie wird Realität: Mercedes-Benz startet privates Carsharing in München

 

メルセデス・ベンツは「コネクティビティ(Connectivity)」「自律走行(Autonomous driving)」「シェアリング(Sharing)」「電気駆動システム(Electric drive systems)」という4項目を柱としたモビリティ戦略を、その頭文字を取ってCASEと名付けて推進している。その実現手段のひとつとして展開されるのが、このCrooveサービスというわけだ。

 

メルセデスによれば、オーナーカーは平均して1日のうち23時間は駐車場に放置されているという。その時間を利用して車両を貸し出せるCrooveサービスを利用すれば、オーナーには利用料金が入り、モビリティ全体としてもクルマの使用率の最適化につながるとしている。

 

カーシェアリングの利用には事前登録が必要で、利用者はアプリを使ってクルマの所有者に予約。利用料金はオーナーが任意に設定する。当面はクルマの保管場所まで行ってキーを受け取るか、有償でピックアップ&デリバリーを依頼することになるが、キーレスソリューションが発達すれば、将来的にはPINコードの入力による受け渡しも可能になるだろうとのことだ。なお、Crooveサービスを活用して貸し出せるクルマは、メルセデス・ベンツに限られてはいないそうだ。

 

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