スマホなどで事前に検索した目的地を車両と同期できる

　ポルシェは先に発表し、日本でも予約受注のはじまった新型パナメーラから、次世代のポルシェ コミュニケーションマネジメントシステム（PCM）とともに、新しいインフォテインメントパッケージ「ポルシェ コネクト」を導入することを発表した。

　ポルシェ コネクトによって、ドライバーはスマートフォンやタブレットのように、モバイル技術を使って車内でインターネットを利用できるようになる。ポルシェ コネクト ポータルおよびポルシェ コネクト ストアを利用すれば、自分が利用しているインターネットサービスをいつでも確認できるほか、さまざまなサービスの中から新たなサービスを購入して、利用することができる。日本では2017年1月から、ポルシェ コネクト サポートを開始すると同時に、コンシェルジュサービスもスタート。レストランの予約などが可能になる。

　ポルシェ コネクトによるサービスを支えるのがPCMだ。オプションのコネクト プラスはApple Car Playをはじめ、オンラインナビゲーションやLTE電話モジュール、Wi-Fiホットスポットなど、数多くのインターネットサービスが利用できる。コネクト プラスはポルシェ911とポルシェ パナメーラに標準装備され、その他のモデルについても標準装備あるいはオプション設定される。

　ポルシェ コネクトは、ふたつのパッケージに多数のサービスが用意され、そのすべてが一定期間、無料で利用できる。例えば「ナビゲーション・アンド・インフォメーション パッケージ」には、ドライバーが走行中の時間を有効利用できるように、より短時間で目的地到着を図る機能やアプリが含まれている。そのひとつがオンラインナビゲーションで、目的地のオンライン検索機能を備えているだけでなく、リアルタイム交通情報やGoogle Earth、Google Street Viewも利用できるため、走行中や目的地におけるガイダンス機能が向上する。フライト情報に関するサービスも用意され、ドライバーは出発時刻や到着時刻といったフライト情報を詳しく調べることができる。また、目的地周辺の駐車場の空き状況や料金、営業時間などの情報を表示させることも可能だ。

　ポルシェ コネクト アプリは、App StoreおよびGoogle Play Storeから無料でダウンロードが可能。これにより旅行の計画や目的地の選定が簡単に行えるようになるだけでなく、目的地を検索してその結果を車両と同期することも可能だ。

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