英国チーム初優勝に期待高まる
国際ヨットレース「ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ」の第7戦が7月23〜24日に英ポーツマスで開催され、ランドローバーBAR(ベン・エインズリー・レーシング)が同開催地で2度目の勝利を飾った。この勝利によって、ベン・エインズリー卿率いる同チームは総合ランキングでトップとなり、英国チームの初優勝への期待が大きく高まった。日本のソフトバンク・チームは3位に入り、総合で4位につける結果となった。
第7戦の結果と、これを受けた総合結果は下記のとおり。
ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 第7戦目結果
1位 ランドローバーBAR:82
2位 オラクルチームUSA:81
3位 ソフトバンク・チーム・ジャパン:69
4位 エミレーツ・チーム・ニュージーランド:62
5位 グルーパーマ・チーム・フランス:58
6位 アルテミス・レーシング:53
ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 総合結果(第7戦終了時)
1位 ランドローバーBAR:367
2位 オラクルチームUSA:366
3位 エミレーツ・チーム・ニュージーランド:357
4位 ソフトバンク・チーム・ジャパン:328
5位 アルテミス・レーシング:315
6位 グルーパーマ・チーム・フランス:292
ランドローバーBARの第6戦シカゴ大会終了時点での順位は、前大会覇者で防衛側に回っているオラクルチームUSAと同ポイントの2位につけていた。今回のポーツマス大会では激しいレースが繰り広げられ、ランドローバーBARは前回(2015年7月)のポーツマス大会に続き、2度目の勝利を獲得。この結果、総合ランキングでランドローバーBARのポイントは367に。オラクルチームUSAは2位に後退し、残り2レースという状況において、前大会までトップになっていたエミレーツ・チーム・ニュージーランドを抑えて1位に浮上した。
英国チームの応援に駆けつけた数十万人のサポーターの中には、チームの公式な慈善事業である「1851 Trust」のロイヤル・パトロンを務めるケンブリッジ公爵妃殿下(キャサリン妃殿下)と、ケンブリッジ公爵殿下(ウィリアム王子殿下)の姿も。殿下と妃殿下は、レース最終日に母国の観客を熱狂させるランドローバーBARの活躍ぶりを水上から観戦された。
アメリカズカップ・ワールドシリーズは今後、9月10〜11日開催のフランス・トゥーロン大会、11月18〜20日開催の日本・福岡大会へと闘いの場を移していく。