新世代3.0リッターV6ツインターボ搭載車を設定
メルセデス・ベンツ日本は、6月2日からフェイスリフトを受けた新型SLの発売を開始した。モデルラインナップ(税込車両本体価格)は以下の通りで、ハンドル位置はすべて左(SL400は右も設定)となっている。
SL400(1265万円)
SL550(1698万円)
メルセデスAMG SL63(2277万円)
メルセデスAMG SL65(3383万円)
エクステリアデザインはフロントマスクを中心に刷新されているが、特にメルセデスのラインナップの中では独特といえる、台形状のフロントグリルに目が行く。これはフロントグリルを垂直に近く立てた伝説のレーシングカー「300SLパナメリカーナ」からインスピレーションを得たものだという。
進化したバリオルーフシステムも特徴だ。ルーフの開閉を開始できるのは停車時のみだが、40km/hまでであれば開閉作業を継続することが可能となった。また、ルーフを開ける際にトランク内のカバーが自動で動くようになったことで、いつでもワンアクションでルーフの開閉ができるようになっている。
新型SLから設定された新グレード「SL400」には、367ps/500Nmを発揮する3.0リッターV6ツインターボエンジンを搭載。この新世代ブルーダイレクトエンジンは、高性能直噴システムやカムシャフトアジャスターなどの採用により、スタートストップ機能やオンデマンド式オイルポンプ、高性能冷却システムなどとの組み合わせにより、パフォーマンスと環境性能を高い次元で両立させている。
SL400とともに9Gトロニック(9速AT)を組み合わせる「SL550」には、455ps/700Nmを引き出す4.7リッターV8ツインターボエンジンを搭載。高いパフォーマンスと優れた環境性能はもとより、スポーツ走行時にはエモーショナルで刺激的なエグゾーストサウンドが堪能できる。
SL400とSL550には、コーナリング時に車両がコーナー内側に傾くダイナミックカーブ機能が標準で搭載された点も新しい。ステレオマルチパーパスカメラがコーナーを検知し、コーナー内側の車高を下げ、外側を持ち上げることで、自動かつ瞬時に車両を制御。コーナリング時でも乗員は安定した姿勢で過ごせるので、いっそう爽快なコーナリングが楽しめるのだ。
メルセデスAMGモデルとなる「SL63」には585ps/900Nmの5.5リッターV8ツインターボを、また「SL65」には630ps/1000Nmの6.0リッターV12ツインターボを積み、AMG車ならではの卓越したパフォーマンスを実現している。
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