109馬力の3気筒ターボを搭載

　ダイムラーAGは北京モーターショー2016で、ドイツのメジャーチューナーが手掛ける新型スマートのブラバス仕様「スマート ブラバス」を発表。フォーツー、カブリオ、フォーフォーの3モデルを一挙に初公開した。

　搭載されるパワートレインは3モデル共通で、109ps/170Nmを発揮する898ccの直3ターボエンジンにレーススタート機能が備わる「twinamic（ツイナミック）」6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせる。

　エンジンスペックは先代型スマートブラバスに対して約7ps/23Nm引き上げられており、0-100km/h加速タイムはフォーツーとカブリオで9.5秒、フォーフォーで10.5秒をマークする。最高速はフォーツー＆カブリオが165km/h、フォーフォーが180km/hに届く。

　サスペンションはスポーツ仕様からハイパフォーマンスタイプに進化した。減衰力は20%高められたほか、フロントアクスルのロールを9%減少。ダイレクトステアシステムとの組み合わせにより、より高い運動性能を手に入れている。

　外観ではクロームルックのテールパイプやマットグレーのリアディフューザーインサート、そしてブラバス専用モノブロック軽合金ホイールが目を引く。タイヤサイズはフォーツーおよびカブリオ用が前185/50R16、後205/40R17、フォーフォーが前185/45R17、後205/45R17で、ヨコハマ製スポーツタイヤが標準装着される。

　新しいプレミアム装備で構成される「ブラバス・エクスクルーシブ」にも注目だ。装備内容は、ナッパレザー張りのスポーツシートや人工皮革とファブリックを組み合わせた素材を使用したインパネ、タコメーター付き専用メーターパネル、フロアマットなど、内装を中心によりスポーティでエレガントに仕上げられるものとなっている。