スポーツエアサスペンションにも興味津々!
3月17日、ダイムラーはミドルクラスSUVのメルセデス・ベンツGLCへのAMGモデル「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC」追加を発表した。AMG 43系モデルはC/Eクラスのプラットフォームで展開されているメルセデスAMGの最新シリーズで、このGLC 43 4MATICはSLCやCクラスのクーペ/カブリオレ、Eクラスのセダンに続いて4車種目となる。
ほかのAMG 43系モデルと同様、ドライブトレインは367ps(270kW)/520Nmの3.0リッターV6ツインターボに9速ATの「9Gトロニック」を組み合わせた4輪駆動という構成。4輪駆動システムの「4MATIC」は舗装路における加速性能とハンドリングを重視して前後駆動力配分を31:69とリア寄りに設定されており、0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は250km/hを誇る。
また、走行状況に応じてダンパーの減衰力を自動調整する“エアボディコントロール”を備えたスポーツエアサスペンションも採用。アダプティブダンピングシステム「ADSプラス」によって“コンフォート”、“スポーツ”、“スポーツプラス”の3モードが設定できる。
エンジン、トランスミッション、サスペンション、ステアリングのセッティングを総合的に切り替える「AMGダイナミックセレクト」は、“エコ”、“コンフォート”、“スポーツ”、“スポーツプラス”、“マニュアル”の5モードが用意された。スポーツおよびスポーツプラスではシフト動作が速められるほか、ダブルクラッチ機能やシリンダーシャットオフなどにより、スポーティな走り味を提供。環境面ではエコ・アイドルストップ機能が作動し、60km/hから160km/hの範囲で走行中にアクセルオフするとエンジンをパワートレインから切り離すなど、燃料消費を低減する制御が行なわれる。
そのほかフロント360mm/リア320mmの大径ブレーキローター、AMGエグゾーストテールパイプ、ブラック塗装のダイヤモンドラジエターグリル、AMG19インチアルミホイール、280km/hスケールメーターを含むチェッカーフラッグデザインのインストゥルメントクラスター、赤のステッチが施されたレザーマルチファンクションスポーツステアリングやスポーツシート、レザーと人工皮革“DINAMICA”を組み合わせた室内トリムなど、多彩な専用装備が導入されている。
GLC 43 4MATICは3月23日から開催されるニューヨーク国際オートショーでワールドプレミアを迎え、欧州では4月4日より正式受注が開始される。デリバリーは6月からとなる予定だ。
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