【デトロイトショー 2016】懐かしのリンカーン・コンチネンタルが大復活!

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400psの3リッター・エコブーストを搭載

 2015年4月のニューヨーク・ショーでコンセプトが登場したリンカーンの新型コンチネンタル。2017年モデルとしてこの度、市販型がショーデビューを飾った。

 フォードの高級車ブランドであるリンカーン。そのフラッグシップサルーンであるコンチネンタルの歴史は長い。1939年に誕生した初代から1995年登場の9代目までが世に送りだされてきた。2002年まで販売されたが、その後途絶えていたこのビッグネームが復活を遂げたのである。

 

「静かなる贅沢」をコンセプトにしたフルサイズセダンは、リンカーンの新しいデザインランゲージが用いられた。フロントグリルのデザインはそれを端的に示している。「Eラッチ」と呼ぶドアノブも目新しい。ウィンドウピラー部分にドアノブを設けることによって、ボディサイドのラインがエレガントに描かれている。ボディ全体では力強く、そしてエレガントで落ち着いたイメージを強調した仕上げといえる。

 上質で穏やかなイメージを演出するインテリアは、アルミやレザー、リアルウッドが用いられた。装備面での注目は「パーフェクトポジションシート」。30通りもの調整が可能となっているから、あらゆる体格の乗員にベストなドライビングポジションがとれるようになっている。本革シートのデザインも趣向が凝らされており、ハイエンドのモダン家具をイメージさせる。前後シートともにヒーター&クーラーが備わるほか、広い足元空間が確保された後席にはマッサージ機能も搭載された。

 オーディオは高級ブランド「Revel」のシステムを採用。3種のリスニングモードが用意され、アクティブノイズコントロールや音響合わせガラスを使用したウィンドウの効果によって、まるで車内が円形劇場にいるかのような臨場感を演出してくれるという。

 エンジンは400ps/542Nmを引き出す3リッターV6ツインターボ。リンカーン専用のエコブースト・ユニットである。走行モードはコンフォート、ノーマル、スポーツの3種類を設定。選択モードによってステアリングやサスペンションのセッティングが変わる。

 安全装備では、レーダーとカメラによる衝突被害を軽減するブレーキシステムや、ボディの前後と左右ドアミラー部に設置されたカメラによる360度カ          メラシステムなどが用意される。

 新型コンチネンタルは今秋、アメリカと中国で発売される予定だ。

 

 

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