世界初、動物が飛び出しても止まる! ボルボのS90が18年ぶりに復活

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プラグインハイブリッドも同時設定

 スウェーデンのボルボカーグループは、同社のラインナップでもっともフォーマルでラグジャリーな旗艦サルーンのS80をフルモデルチェンジ。名前を新たに「S90」とし、12月2日に発表した。

 このS90でボルボは、メルセデスEクラスやBMW5シリーズなど、強豪ひしめくエグゼクティブセダンクラスへの再参入を果たすことになる。ボルボといえばSUVやステーションワゴンのイメージが強いが、同社はこのS90に大いに自信を持っているようだ。なぜならS90には最先端の新技術が満載。クラウドベースのアプリケーションやメンテナンスサービス、ボルボのコアバリューのひとつである安全性も当代最高レベルにまで高められているのだ。

 特に緊急自動ブレーキシステムの「シティセーフティ」には、世界ではじめて大型動物の検出機能を追加。これは昼夜を問わずクルマの前に飛び出してくるヘラジカや馬を認識し、衝突を避けるために直感的な警告やブレーキのサポートを行なうもの。日本ではちょっと考えられないような事態だが、欧米では大型動物との衝突は深刻な問題になっているのだ。

 また「パイロットアシスト」と呼ばれる高度な半自動運転システムにも注目。この機能は穏やかな入力をステアリングに与えることでクルマを車線内に収める……というものだが、S90では130km/hという高速域までカバーできるようになっただけでなく、従来のシステムのように前車に追従する必要性もなくなっているとのこと。

 パワートレインもユニークだ。中でもXC90譲りとなるプラグインハイブリッドシステム、「T8ツインエンジン」はそのハイライトといえるだろう。ラグジャリーなインテリアに統合されたインフォテインメントシステムも見逃せない装備である。

 一般公開は2016年1月に開かれるアメリカのデトロイト・モーターショーで行なわれる。

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