"静岡県" の記事一覧 旅&ドライブ 2019.12.21 富士の宮口五合目はマイカーで行ける国内最高所(静岡県 富士山スカイライン)【雲海ドライブ&スポット Route 33】 標高が2400mもあり高い確率で雲海と出会える富士山と雲海の組み合わせには、大きく分けてふたつの見方がある。ひとつは「富士山から雲海を見る」、そして、もうひとつが「雲海の富士山を見る」だ。まず、富士山から雲海を見るには、五合目まで通じている3本の富士登山道路を駆け上がることになるのだが、そのうちで筆者が最も気に入ってい… 2019.04.24 いまも不通区間が残る中央構造線の谷をゆく「秋葉街道」(長野県/静岡県)【日本の街道を旅する】 崩落が激しいため道路やトンネルが作れない中央構造線という巨大断層が生みだした谷筋には水が湧き、川が流れ、集落や街道が発展していった。ただし、この地形は諸刃の剣で、道路整備を長年阻んできた。国道152号・秋葉街道は『分断国道』とも呼ばれている。山塩館のご主人がみずから塩作りの現場を見せてくれた。秋葉街道は南アルプスの西側… 旅&ドライブ 2019.04.14 伊豆半島の稜線から海越しの富士を仰ぐ(静岡県・仁科峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 中央との太いパイプを持つ村長の奔走で開通した道太平洋に突き出た伊豆半島を古くから陸路でつないできたのは、内陸の修善寺から天城峠を越えていく下田街道だった。一方、駿河湾に面する西伊豆エリアは道路や鉄道の建設が進まず、「陸の孤島」と呼ばれるほど交通の便が悪い土地だった。そんな土地の人々の願いをかなえるため開かれたのが仁科峠… 旅&ドライブ 2019.04.13 踊り子も越えていった伊豆山中の峠道(静岡県・天城峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 山中にひっそりたたずむ石組みのトンネル川端康成の『伊豆の踊子』を始め、数々の文学作品のほか、映画や歌謡曲の舞台となってきた天城峠。ここは幕末の志士・吉田松陰が密航を企て、海外を夢見ながらひそかに越えていった峠でもある。旧道に分け入れば、そこには昔ながらの峠の風情があふれている。天城峠から河津浜までは15kmほど。山から… 旅&ドライブ 2019.03.24 歴史と文学に彩られた伊豆山中の峠越え「下田街道」(静岡県)【日本の街道を旅する】 山中にひっそりたたずむ石組みのトンネル『伊豆の踊子』や『天城越え』など数々の文学作品の舞台となった下田街道。ここは幕末の志士・吉田松陰が密航を企て、ひそかに越えていった峠でもある。ひとたび旧道に分け入れば、さまざまな人の思いに触れることができる。下田から国道136号、県道16号を進むと最南端の石廊崎。奇岩が織りなす美し… 旅&ドライブ 2019.03.23 浜名湖の北を抜けてゆくもうひとつの東海道「姫街道」(静岡県/愛知県)【日本の街道を旅する】 姫街道という優雅な名前に誘われて江戸中期、大地震で東海道が通れなくなったとき、迂回路として旅人が行き交った脇街道がある。浜名湖北側の山中をゆく峠越えの道は、いつしか姫街道の名で呼ばれるようになる。その名前の由来には諸説いろいろあるが、今も昔も、旅する者にはじつに気持ちいい道だ。奥浜名湖展望公園付近から眺める浜名湖。かつ… 旅&ドライブ 2019.03.21 SLの汽笛を聞きながら大井川を源流へと遡る「川根路」(静岡県)【日本の街道を旅する】 ダム建設で枯れ川となった越されぬ大河の流れ『越すに越されぬ……』と唄われた大井川の流れ、そして、鉄道ファンに人気の大井川鐵道SLとともに、南アルプスの山懐へと分け入っていく川根路。茶畑の広がるのどかな田園から急峻な渓谷地帯へと、道の表情は大きく移り変わっていく。千頭駅から先、大井川鐵道・井川線には国内唯一のアプト式ディ… 旅&ドライブ 2019.03.19 日本の大動脈の傍らにいまなお残る万葉の小径「東海道駿河路」(静岡県)【日本の街道を旅する】 東名高速のすぐ脇にかすかな痕跡を残す古代の道東名高速や国道1号バイパス、新幹線や東海道本線が通る日本の大動脈。その傍らに長屋門造の静かな集落がひっそりとたたずんでいる。時間の流れから取り残されたような山道はかつて万葉集にも詠われた古代の東海道だ。東名高速が日本坂トンネルでくぐり抜ける若草山。一面の茶畑のなかを農道や山道… 旅&ドライブ 2018.11.19 旅心をかき立てる道。絶景ドライブ100選「東海道・薩埵峠(静岡県)」 東海道・薩埵峠(No.045)東海道を行き来していた旅人と同じ眺めと出会う。東海道の16番目と17番目の宿場、由比宿と興津宿の間に立ちはだかっていた標高93mの小さな峠。ここからの富士の眺めを描いたのが歌川広重の『東海道五十三次・由比』で、いまも峠の展望所からは浮世絵そのままの風景を目にできる。みかん畑の急斜面をゆく細… 旅&ドライブ 2018.11.02 旅心をかき立てる道。絶景ドライブ100選「西伊豆スカイライン(静岡県)」 西伊豆スカイライン(No.044)駿河湾を眼下にする稜線の道。伊豆スカイラインに比べるとややマイナーな存在だが、眺めの良さでも走り応えという点でも決して引けを取らない魅力的なルート。標高982mの達磨山のすぐ脇を南北に走る道は、眼下の駿河湾の向こうにそびえる富士山ばかりでなく、天気の良い日には南アルプスの山並みも遠望で… 旅&ドライブ 2018.10.17 旅心をかき立てる道。絶景ドライブ100選「伊豆スカイライン(静岡県)」 伊豆スカイライン(No.043)伊豆半島の脊梁を走り抜ける絶景路。首都圏では一、二の人気を誇るワインディングロード。伊豆半島の尾根に沿って走る道なので、東は相模湾、西は駿河湾、北西には富士山とビューポイントは数え切れないほど。有料道路だけあって路面状態も良く、大小さまざまなコーナーが続き、総延長40kmあまりと距離もた… 旅&ドライブ 2018.06.18 旅心をかき立てる道。絶景ドライブ100選「御坂峠(山梨県)/富士山スカイライン(静岡県)/富士スバルライン(山梨県)」 御坂峠(No.033)峠の茶屋から眺める、まるで注文どおりの富士の姿。太宰治が名作『富岳百景』のなかで、風呂屋のペンキ画のようだとこき下ろしたのが、この御坂峠からの富士の眺めである。『まんなかに富士があって、その下に河口湖(中略)。近景の山々がひっそり うずくま 蹲って湖を抱きかかえるようにしている。私は、ひとめ見て、…