街中でよく見かける運転行動を運転の試験の基準に則って採点したら合格点である70点を満たすのでしょうか。今回は、教習所での指導経験がある筆者が街中でよく見かける運転を採点してみました。
よく見かける運転は試験の減点対象になる!?
そもそも運転の試験は、持ち点100点の状態から減点方式で行われ、第一種免許であれば70点以上の持ち点が残っていれば合格となります。
今回は、次のルートを走行した場合に、合格点に到達するのか採点してみます。
【自宅の駐車場から近所のスーパーまでクルマで行く場合】
1.駐車場から発進
2.左折で道路へ出て1つの目の交差点を左折
3.交差点の先に止まっていた駐車車両を避ける
4.交差点を右折する
5.歩道を横断してスーパーの駐車場に左折で入る
このルートを走るときに、交通違反をせず、ルールに従って通行すれば試験で減点されることはありません。しかし、次のような行為をしてしまうと減点されます。
・交差点左折時に進路変更しなかった
・進路変更に伴う合図や確認が不適切だった
・駐車車両を避けるとき安全確認をしなかったり、駐車車両にぶつかりそうなほどギリギリで通過したりしてしまった
・交差点右折時に対向車が迫ってきているのに右折した
など
細かな部分まで採点すると、その他にも減点される項目はありますが、特に気をつけたい減点項目は上記のとおりです。
減点対象となる運転行為は何点の減点?合格点に到達しているのか!?
減点対象となる運転行為は何点の減点?合格点に到達しているのか!?
先述したとおり、自宅から近所のスーパーまで行く道のりの中でもさまざまな減点項目に該当する運転行動をしてしまう可能性があります。その減点項目と点数は次のとおりです。
・交差点を左折または右折するときの進路変更をしなかった場合:進路変更違反(交差点)10点
・右左折に伴う進路変更の合図をしなかった場合:合図不履行(変更合図)5点
・交差点を左折または右折するときの合図をしなかった場合:合図不履行(右左折合図)5点
・駐車車両を避けるときの安全確認が不足していた場合:安全不確認(変更)10点
・駐車車両を避けるときに安全な間隔を保たなかった(ミラーがぶつかりそうなほどギリギリで通過した)場合:側方間隔等不保持(不動物) 20点
・交差点を右折するときに対向車の妨害をした場合:優先判断不良(右折)20点
・交差点の右左折などで徐行(すぐに止まれる速さで走行)しなかった場合:徐行違反(右左折)20点
・最高速度をオーバーしていた場合:速度超過 20点
など
(「運転免許技能試験に係る採点基準の運用の標準について(通達)」より)
上記の減点項目を1回ずつしてしまった場合、110点の減点となるため試験中止(不合格)です。また、駐車車両を避けるときに安全な間隔を保ち、速度超過せず走行した場合であっても70点の減点となるため、点数が30点となります。
つまり、よく見かける運転行動を試験の基準に則って採点すると、合格できない可能性が高いということです。
交通違反や交通事故を起こさないためにも100点を心がける
運転の試験で減点対象となる項目は、交通違反や交通事故のきっかけとなることばかりです。
交通違反で取り締まられたり、交通事故を起こしたりしないためにも、今回紹介した減点項目を参考に、改めて自分の運転行動を見直してみてください。
また、運転の試験で100点合格する運転をしていれば、自分の身や同乗者の安全などを守ることにも繋がります。
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