2024年のお盆休みシーズンは、逆走車による交通事故が相次いで発生しました。逆走事故を防ぐためには、運転者が一人ひとりが逆走しないよう進行方向に注意しながら運転するだけでなく、逆走車に遭遇することを想定しながら運転することも必要だといえるでしょう。そこでこの記事では、逆走しないための方法や逆走車が迫ってくることを想定した運転について解説します。
相次いで発生した逆走車による事故!運転者がすべき行動とは?
2024年のお盆シーズンは、高速道路における逆走事故が相次いで発生しました。
逆走車による事故をなくすためには、運転者一人ひとりが標識や標示を確認し、進行方向を間違えないよう運転することが重要です。また、出口を過ぎてしまったり、方面を間違えたりしたときは、次の出口やインターチェンジまで走行してから目的地方面に向かうといった冷静な対応も必要です。
では、逆走車に遭遇したときに身を守るためには、どのようにすればよいのでしょうか。
逆走車に遭遇したときに身を守るための方法とは?
逆走車に遭遇して正面衝突しないようにするためには、高速道路の随所に設置されている電光掲示板の情報を見落とさないようにしたり、左側の車線を通行したり、通報したりするなどが挙げられます。
これらの方法は、逆走車から自分の身を守る方法の一部に過ぎません。その他にも、運転中にさまざまなことを想定しながら運転するという危険予測と自己防衛運転が必要だといえるでしょう。
筆者が高速道路を走行するときは、いざというときに逃げられるよう、ある程度のスペースを確保しながら運転しています。もちろん、渋滞や混雑などにより、逃げられるスペースを確保できない場合もありますが、なるべく緊急時の回避スペースを設けながら走行をするようにしています。
具体的には、以下のような方法です。
・走行中は隣の車線のクルマとなるべく並走しないようにする(互い違いの状態にし、隣の車線を走行するクルマのミラーに映る場所を走行する)
・渋滞時は基本的に左側の車線を走行し、前方の間隔を多めに空けておく(車間距離を長めに取り、渋滞中に止まるときもクルマ1台分以上のスペースを空ける)
・走行中は前方だけでなく、左右や後方にも気を配り、危険が迫っていないか気にしながら運転する(危険が迫っている場合には進路を譲る)
など
このようにしておけば、逆走車に遭遇したとき(緊急時)に回避することができたり、渋滞時に発生しやすい玉突き事故の連鎖を止めることができたり、あおり運転の被害を受けたりすることがなくなるでしょう。
このように、緊急時のことや最悪の事態のことまで想定して運転していれば、被害を最小限に留めることができるのではないかと筆者は考えています。
気をつけていても避けられない逆走車の恐怖
高速道路上の逆走車は突然猛スピードで現れます。そのため、どれほど自分が気をつけていても逆走車に遭遇してしまう可能性があります。よって、「もし走行中に突然逆走車が迫ってきたら…」ということも想定しながら運転する自己防衛運転を身につけておく必要があるといえるのではないでしょうか。