最後の「アクティ」が1/64スケール・ミニカーとなってトミーテックから蘇る!【CARSMEETモデルカー倶楽部】

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バイク店仕様にはハンターカブが付属

トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOの、2025年1月発売新製品予定が届いたので、その中から気になるアイテムをピックアップしてご紹介しておこう。ホンダの軽トラック、アクティの四代目モデルが登場するとのことである。

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ホンダ・アクティと言えばその名も消えて久しいが、この四代目はその歴史の最後を飾ったモデルである。ホンダの軽トラックは1963年にT360の名称で登場、同社初の四輪車であり、国産初の市販DOHC搭載車でもあった。1967年には扱いやすいOHCエンジンのTN360にモデルチェンジ、1977年にその後継モデルとして生まれたのがアクティだ。

四代目モデルは2008年に登場、T360以来のミッドシップ・レイアウトを継承しつつ、先代のセミキャブオーバーからフルキャブオーバー・スタイルへと戻り、ホイールベースを短縮して小回り性能を向上させていたのが特徴である。アクティには三代目までバンもあり、こちらはNバンが後継車と捉えることもできるが、トラックのアクティは2021年に販売を終了した。

このキュービックなスタイリングが特徴の四代目アクティを、トミーテックでは実車さながらのプロポーション、ディテールでミニカー化。荷台は通常の平ボデーと、バイク積載用に加工されたものの2種類が用意されている。

ホンダならではのふたつの仕様で製品化
前者は水色/白のボディカラーが特徴的だが、これは2018年11月にタウン(グレード名)をベースとして発売された特別仕様車スピリットカラースタイルを再現したもの。ホンダの歴史に詳しい人ならピンとくるであろう、T360の塗色をイメージしたカラーである。ちなみに実車ではもうひとつ、赤/黒のツートンもあったが、これはホンダのパワープロダクツ(発電機など)をモチーフとしたものだった。

バリエーションのバイク店仕様は、オートバイ積載用に特化した独特の荷台を組み合わせたもの。これは実車のカタログモデルとしてこうしたバージョンが存在していた訳ではなく、それ用に加工した状態のようだが、日本各地のバイク店でよく見られる形状と言ってよいだろう。こちらには積荷のCT125・ハンターカブや、バイクショップ店員フィギュア、ラダーが付属し、組み合わせてバイク店の雰囲気を楽しむことができる。このハンターカブの再現度にも注目だ。

価格はスピリットカラースタイル(水色/白)が3,630円、バイク店仕様(白)が5,830円、いずれも税込。発売時期は前述の通り2025年1月。なお、写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。

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