【イベントリポート】ガンディーニ追悼展やセナ没後30年特別企画も実施。オートモビルカウンシルが幕張メッセで開催

4月12日(金)〜14日(日)、千葉市美浜区の「幕張メッセ」で「AUTOMOBILE COUNCIL 2024」が開催された。9回目となる今年は、メーカー/インポーターによる様々な車両やヘリテージカーの展示・販売に加え、音楽ライブ・レコードコンサート、著名人によるトークセッション、食、アート、自動車関連商品など、自動車文化を彩るさまざまなカルチャーが集結。過去最高となる39,807人の来場者を記録するなど大盛況であった。

毎年幕張メッセで開催されているオートモビルカウンシル。9回目となる’24年は自動車メーカーやインポーターなど、過去最大となる113の出展者を集めた。

今回は、カーデザイナーの故マルチェッロ・ガンディーニ氏を追悼する「In Memory of Marcello Gandini」を急遽実施。彼が手掛けたランボルギーニ・ミウラやカウンタック、エスパーダ、ランチア・ストラトスやディーノ308gt4の5台のモデルが展示され、多くの来場者が撮影している光景も印象的であった。

会場には自動車関連商品等販売店のマルシェをはじめ、画廊やオーナーズクラブなど、様々なジャンルが出展。ステージではカーグラフィックTV 40周年記念の公開収録や、トークセッションも開催された。

またアイルトン・セナの没後30年特別企画として、彼が乗った3台のF1マシンや、50周年を迎えたフォルクスワーゲン・ゴルフ歴代モデル、アメリカンヘリテージといった、主催者によるテーマ展示や特別展示も見どころのひとつになっていた。

ポルシェは、会場でポルシェライフスタイルの新たなラインナップとなる「ターボNo.1コレクション」を発表した。

アイルトン・セナの没後30年特別企画として、彼が乗った3台のF1マシンも展示されていた。

ホンダは、初代シビックRSをはじめ、3代目シビックのレース仕様車、そして最新モデルのRSプロトタイプを展示。

三菱は、WRCとパリ・ダカールラリーで日本人初優勝を遂げた故篠塚健次郎氏が、WRCで実際に使用していたギャランVR-4やパジェロを展示。

限定発売されたランサーエボリューションFinal Editionは即完売だったとのことだ。

クラシックカーメインのイベントということもあり、自動車&タイヤメーカーも、ヘリテージパーツや旧車にマッチするタイヤを出展。ミシュランもラジアルタイヤを展示していた。

トヨタは電動のAE86や初代MR2を展示。

マセラティジャパン・ゼネラルマネージャーの玉木一史氏にインタビュー

クリーンかつ上質感溢れるブースに2台のラグジュアリーモデルを展示したマセラティジャパン。聞けばカスタマイズをテーマにして、当時の特注カラーで作られたクアトロポルテⅣと、現代のカスタマイズプログラム「フォーリセリエ」により特別装備やボディ色をまとったグレカーレを展示。今回は同社GMを務める玉木一史氏に展示の意図やフォーリセリエについて話を伺った。

マセラティジャパン・ゼネラルマネージャー/玉木一史氏

「フォーリセリエはグラントゥーリズモやMC20ではお客様に展開できていましたが、グレカーレはまだできていませんでした。しかしモデルに関わらず、マセラティを好んでくださる方は感性が豊かで、ご自身のこたわりが強い方が多いことも理解していました。特にグレカーレは女性ユーザーも多く、彩り豊かな感性の表現手段としてフォーリセリエがピッタリとはまるのではないかと考え、新旧のカスタマイズされたモデルを展示することとしました」

クアトロポルテⅣ

実際に、フォーリセリエやビスポークを選ばれた方は一様に反響が高く、今後ビジネス的にも発展するポテンシャルは十分高いとも語った。

フォーリセリエとはイタリア語で特注品を意味し、ボディ色やインテリア素材などをオプションから選べるカスタマイズプログラム。このプログラムを施したグレカーレを展示。

イベント名:オートモビルカウンシル2024

会場:千葉市美浜区・幕張メッセ

日程:4月12日(金)〜14日(日)

フォト=マセラティジャパン ルボラン2024年6月号より転載

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