SC63にインスパイアされたカラーリングとオリジナル・パフォーマンス・キットで、「スクアドラ・コルセ」10周年を祝う!
世界中のランボルギーニの顧客やファンが一斉に集うミーティング「ワールドファイナル 2023」において、ランボルギーニは、モータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」の10周年と、ランボルギーニのモータースポーツの世界とロードレンジの絆を記念し、オリジナルのパフォーマンスキットと、専用のカラーリングを施した「ランボルギーニ・アド・ペルソナム・オペラ・ウニカ」の模範となる「ウラカンSTO SC 10° Anniversario (アニヴェルサリオ)」を発表する。
「ウラカンSTO SC 10°アニバーサリー」は、ランボルギーニのレーシング部門であるスクアドラ・コルセへのオマージュであるだけでなく、モータースポーツで培った経験をいかにロードカーに効果的に反映させ、パフォーマンスとドライビングプレジャーを向上させることができるかを、具体的に示すものでもある。また、モータースポーツは最も技術的に洗練されたチャレンジングなテストベッドであり、スクアドラ・コルセのノウハウは貴重な資産であり、ユニークなモデルやレース向けの限定ロードシリーズで強調されるに値するものなのだ。
【写真13枚】ランボルギーニの叡智が集結! 「ウラカンSTO SC 10° アニヴェルサリオ」
このカラーリングは、2024年の「ル・マン24時間レース」や「セブリング12時間レース」など、世界で最も権威のある耐久レースにランボルギーニが参戦する、ハイパーカー/GTPクラスのハイブリッド・プロトタイプ「ランボルギーニSC63」にインスパイアされたものだ。ヴェルデ・マンティス(グリーン)とネロ・ノクティス(ブラック)のツートンカラーに、「コファンゴ」とルーフ全体を覆うトリコロールのバンドが組み合わされている。
どちらのドアにも「Squadra Corse 10° Anniversario (スクアドラ・コルセ 10° アニヴェルサリオ)」のロゴが入っており、「デイトナ24時間レース」のGTDクラスで3連覇を達成し、GT3カテゴリーで50以上のタイトルを獲得したランボルギーニのモータースポーツ部門を称えている。
スクアドラ・コルセのロゴは、エアスクープからリアフードの反対側の端まで伸びるウラカンSTOのリアフィンにあしらわれている。また、ボディワーク全体を包むロッソ・マルス(赤)のストライプを含むフルカーボンファイバーパッケージも装着され、STO SC 10°アニバーサリオをさらにスポーティな外観に仕上げている。
インテリア・トリムは、サーキット走行用に特別にセレクトされたもの。スポーツシートはネロ・アデ(ブラック)のアルカンターラにヴェルデ・ファウンズ(グリーン)のステッチが施され、4点式シートベルトが装着された。インテリアの構成は、カーボンファイバー製のフロアカバーと、同じくカーボンファイバー製の専用プレートがリアファイアウォールに取り付けられ、この車の独自性を証明している。
ウラカンSTO SC 10° アニヴェルサリオは、ランボルギーニのスクアドラ・コルセのエンジニアが、10年にわたるレーストラックでの経験で培ったノウハウに基づき、サーキットでのダイナミックな資質とパフォーマンスを向上させることを目的に、パフォーマンスキットを作成した初の公道仕様車だ。
エアロダイナミクスは、ボンネットに取り付けられた2つの新しいカーボンファイバー製フロントフリックの採用によって最適化され、市販モデルよりも3度高い角度のリアウイングと連動して、フロントとリアのダウンフォースを増加させる。
メカニカル・グリップは、標準のアクティブ・コンポーネントに代わる4本のレーシング・ショック・アブソーバーによって大幅に向上した。ダンパーは4ウェイ調整式で、伸側/圧側ともに高周波数から低周波数まで対応する。また、ブリヂストンと共同開発した新コンパウンドのタイヤもサーキットでのパフォーマンス向上に貢献している。さらにアクラポヴィッチのチタン製エグゾーストは、サンタガタ・ボロニェーゼのV10サウンドを、あらゆる周波数で際立たせる。