最高出力850psを発生するV8ツインターボユニットを搭載予定
ランボルギーニのエントリースーパーカー、『ウラカン』後継モデルとみられる、最新のプロトタイプが出現した。
【画像16枚】ランボルギーニウラカン後継モデルのスクープショットを見る
スペイン語で「ハリケーン」を意味する「ウラカン」は、2013年にV10「ガヤルド」後継モデルとして誕生、V12エンジンを搭載しないランボルギーニの愛称、「ベイビーランボ」シリーズとして、ブランド最大のヒットとなった。
捉えたプロトタイプはディテールを隠しているものの、1971年ガンディーニ「カウンタックLP500」コンセプトカーで初めて見られた、ランボルギーニの伝統的スーパーカーの形状を保持していることがわかる。
そのフロントエンドでは、ボンネットにダミーのヘッドライトステッカーを貼っているが、その下には本物と思えるスリムなヘッドライトを装備、バンパーには六角形のLEDデイタイムランニングライトが光っている。
側面には、大型のサイドエアインテークを配置、リアクォーターウィンドウ後部にも2つの開口部が見てとれる。後部では、電動パワートレインを搭載していることを示すイエローステッカーが貼られ、リアタイヤの裏側を露出させるアグレッシブなリアディフューザーが確認できる。
ダミーのテールライトの間には2本のテールパイプを備える巨大な台形排気アウトレット、小さな垂直のリアウィンドウを装備している。またテールまで流れるリアピラーによって形成された、バットレスの間に位置するフラットなエンジンリッドなど、兄貴分「レヴエルト」からデザインが継承されている様子がうかがえる。
車内は写っていないがダッシュボード上部が覆われている。少なくとも2つのディスプレイが装備されていると思われ、1つはドライバーのディスプレイ用、もう1つはインフォテインメントシステム用だ。またレブエルトのように、乗客の前のダッシュボードに3番目のダッシュボードが設置される可能性もあるだろう。
注目のパワートレインだが、電動化の追加は、同社がウラカンから5.2リッターV10エンジンを永久に廃止することを意味する。おそらく、10,000rpmのレブリミットを備えたV型8気筒ツインターボエンジンが予想され、最高出力は850psと予想されている。これは842psのフェラーリ「296」やマクラーレン「アルトゥーラ」の680psより強力だ。
まだ名も無い「次世代ベイビーランボ」のワールドプレミアは、2024年末と噂されており、コストを節約するために、構造の多くはカーボンファイバーではなくアルミニウムで作られる予定だという。