次期型ではスタイリッシュなクーペSUVデザインに
プジョーは7月20日、フルエレクトリック・クロスオーバーSUV『E3008』プロトタイプのサイドビューを公開したが、そのベースとなるガソリンエンジン搭載『3008』次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
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2代目となる現行型3008は2016年にデビュー、そのSUVボディは先代のミニバンから大きく進化した。その後、同ブランドの特徴的なLEDファング(牙)を装備した2020年のフェイスリフトにより、さらに魅力的になった。
しかし、時の経つのは早く、自動車デザインの世界では、乗り心地の良いSUVに、より彫刻的なボディワークと、よりスポーティなスタンスが求められる傾向が見られている。3008次期型では、この流行を取り入れたクーペSUVへと進化する。
次期型のハイライトは、大きく傾斜したリアハッチを備え、新設計されたテールでプロポーションを変更し、より高級なライバルとの競争に挑む。わずかに長い408ファストバックよりも全高が高くなるが、先代よりもはるかにスポーティに見えることは間違いない。また新しい形状は、3008を、よりボクシーな兄弟である5008の次世代モデルとの差別化を容易にさせるだろう。
次期型のフロントエンドには、今後のプジョー シリーズ全体の特徴的な要素となるトリプル LED ファングが搭載されると予想され、グリルの最新の3Dパターンと、2021 年に308に導入された新しいクレストエンブレムと組み合わされる。また現行3008のフェイクバンパーインテークは、最近フェイスリフトされた508と同様の、よりシンプルなバンパーデザインに取って代わるだろう。
側面では、よりシンプルで直線的なキャラクターラインと、ボクシーなリアカモフラージュが見られるが、そのしたには後方に向かってより傾斜したルーフラインが存在する。リアエンドの3つの爪のグラフィックを備えたスリムなLEDテールライトは、他のプジョーモデルと同様に、濃い色合いのトリムピースを介して接続されると予想される。
インテリアは、すでに先行公開されている通り、スクリーンの下に「ムード照明」を備えた21インチの曲面ディスプレイを搭載する「パノラマiコックピット」が採用される。
市販型は、STLAミディアムアーキテクチャを搭載する最初のモデルとなる。SUVのトレンドに倣って大型化すると予想され、間もなくマイナーチェンジされる全長4,300mmの2008年型との差はさらに大きくなるだろう。現行3008の全長は4,447mmだが、新型ではさらに全長が伸びると思われる。このサイズの拡大により、クーペSUVにもかかわらず、車両のプロポーションが改善され、乗員と荷物のためのスペースがさらに広がることになりそうだ。
パワートレインは、昨年デビューした1.2L直列3気筒「PureTech」ガソリンエンジンの新マイルドハイブリッドバージョンが搭載される可能性が高い。内燃エンジンは、最大28psを発揮する単一の電気モーターによってアシストされ、前輪に動力を伝える新しい6速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション(e-DSC6)に組み込まれる。 エネルギーは、左前席の下に取り付けられた小型の48 Vバッテリーに蓄えられる。 全体として、マイルドハイブリッドセットアップの合計出力は134ps、最大トルク230 Nmを発揮、電動化により現行3008の燃料消費量は15%削減される。
3008次期型のワールドプレミアは9月と予想されているが、現行型のシングル(FWD)またはデュアル(AWD)電気モーターを反映し、次世代3008にプラグインハイブリッドオプションを提供するのかも注目される。