オープン時の快適性も優れたラグジュアリースポーツ
フェラーリは 3月16日、モロッコ・マラケシュにて「ローマ」のオープンバージョンとなる「ローマ スパイダー」をエクスクルーシブなイベントで発表した。
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今回発表された「ローマ スパイダー」は、V8の2+クーペとして好調なセールスをを収めたローマをベースに、オープンバージョンとなるソフトトップが採用されたモデル。このFRオープンがモデルがフェラーリのラインアップに復活するのは、1969年の365GTS4以来、実に54年ぶりのことだという。
注目のソフトトップには、専用ファブリックやアクセントのステッチを含め、パーソナライゼーションのオプションが豊富に用意。このソフトトップはわずか13.5 秒
で開閉し、最高60km/hで走行中にも稼働可能だ。また、コンパクトながた必要十分なトランク容量が確保され、汎用性に優れたモデルとなりました。特許取得の新ウィンド・ディフレクターは、リアのベンチシートのバックレストに組み込まれている。センタートンネルのボタンひとつで作動し、車内のスペースをまったくとらずに比類ない乗員快適性が確保されているという。
一方、動力性能はベースとなったローマを受け継いでおり、クラス最高のパワーウェイトレシオを誇っている。これにはソフトトップだけでなく、総アルミニウム製のシャシーと、最高出力620cvのV8 も貢献しており、エンジンは4年連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」を獲得したエンジンファミリーに属し、これと組み合わされるフェラーリの8速DCTは、信じられないほどの素早い変速や、優れた快適性と機械効率の高さを誇っている。
ローマ スパイダーは単に扱いやすいだけでなく、極めてダイナミックでレスポンスも優れているため、週末に郊外へ出掛けるときにも、より長距離のドライブにも最適。胸が高鳴るフェラーリのV8サウンドが常にBGMとなり、数多くの装備が備わっている。トランク容量は同カテゴリー最大で、リアシートのバックレストがハッチになり、大きなアイテムも運べるほか、標準でAndroid AutoおよびApple CarPlayによるWi-Fi 接続が可能。人間工学的に優れ、18種類に調整できるヒート付きシートには、寒い日に活躍するネックウォーマーもオプションで用意されている。
Specification
エンジンタイプ:V8-90° ツインターボ
総排気量:3855cc
ボア&ストローク:86.5mmx82mm
最高出力:456kW(620cv)/ 5750-7500rpm
最大トルク:760Nm/3000-5750rpm
最高許容回転数:7500rpm
全長:4656mm
全幅:1974mm
全高:1306mm
ホイールベース:2670mm
フロント・トレッド:1652mm
リア・トレッド:1679mm
乾燥重量:1556kg
乾燥パワーウェイトレシオ:2.5kg/cv
重量配分:48%フロント/ 52%リア
燃料タンク容量:80L
トランク容量:255L
タイヤサイズ:フロント245/35ZR20 J8.0 リア285/35ZR20 J10.0
ブレーキ:フロント390×34 mm リア360×32 mm
トランスミッション&ギアボックス:8速F1DCT
最高速度:320 km/h
0-100km/h加速:3.4 秒