抜群に個性的だけれど、しかし決して奇抜ではなく長く付き合える。老舗ホイールメーカーにして今では多数のブランドを展開するウェッズには、奥ゆかしき魅力を放つマーベリックがある。きめ細かいサイズ設定や、多彩なコーディネートを含めて、その魅力は輸入車へも開かれている。
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デザインも仕上がりも品質もすべてに妥協なし
ホイールを替えようと思うのはどんな時だろうか。長年乗ってきたクルマに少し飽きを感じた時だったり、より自分好みにクルマを仕上げたくなったり、季節に合わせてタイヤを替える時だったり。あれこれカスタムするまではいかなくても、違うホイールを履かせるだけでクルマ全体の印象を大きく変化させることができる。とはいえ決して安価な買い物ではないのだから、本当に気に入ったものを、納得のゆく対価で手に入れて、できれば長く大切に使いたい。そんなユーザーに向けてウェッズが自信を持ってお薦めするブランドが、このマーべリックだ。
ウェッズといえば、クレンツェという名のフラッグシップブランドをもつ。他に類を見ない独特のデザインが特徴的で、今や輸入車シーンで堂々たる地位をモノにしている。クレンツェは、時にあっと驚くような個性的なデザインが並ぶが、それよりもコンサバ路線をいくのがマーべリックである。”異端児”いう意味の名を与えられながらにして、普遍的なデザインを特徴とし、あらゆるプレミアムカーに似合いそうなラインナップが揃う。クレンツェ同様、マルチピース製法であらゆるサイズや仕様に対応する許容力はそのままに、2ピースにすることで価格が抑えられているのも魅力的だ。そこにはユーザーフレンドリーな姿勢を貫くウェッズらしさがある。国産車はもちろん、輸入車へも対応の幅を大きく広げてきた。
ひと目でウェッズと分かるアイデンティティを保ちながら、コンサバティブなデザインを生み出すのは決して容易いことではない。そもそも各ブランドでデザインのトレンドが異なるし、膨大な数の車種を網羅することが求められる。両方を念頭に置かなければ、普遍性を持つデザインを正確に打ち出すことは難しくなる。しかもメーカー側の感覚とユーザーの目線がズレていれば、結局は受け入れられず不発に終わってしまう。ウェッズは開発にあたって、マーケットをつぶさに把握する努力を怠らなかった。プロショップやユーザーにとことん質問しながら、何がベストマッチングになるかを探る。長年にわたってその努力を惜しまずに続けてきたことで、あらゆるノウハウや知識を蓄えてきた。そうしてクレンツェとは一線を画すこのブランドを、ユーザーと一緒になって成長させ充実させてきたことは間違いない。
これはマーべリックに限ったことではないが、日本初のアルミ鍛造3ピースホイールを送り出した優れた技術力は今も衰えることなく、ジャパンメイドの確かな品質を保ち続けている。日本企業ならではのきめ細かなサービスに安心感を覚えるユーザーも少なくない。いつもとは違う、だけど過度に出しゃばってはこない。絶妙な新鮮さをクルマの足元に与えつつ、長くデザインを愉しむ。長く愉しむには丈夫で簡単に壊れないことだって重要だ。マーべリックはそんな欲張りな願いをまとめて叶えてくれる頼れる相棒になる。
1410S
◎サイズ/価格
18inch×7.5~10.0J(リバースリム)/77,000~82,500円(税込)
19inch×7.5~10.5J(リバースリム)/83,600~90,200円(税込)
20inch×8.5~10.5J(リバースリム)/99,000~114,400円(税込)
21inch×9.0~11.0J(ノーマルリム)/113,300~128,700円(税込)
◎カラー:グレイズブラック、プレミアムシルバー、SBC
◎対応車種:メルセデス・ベンツ/BMW/アウディ/その他国産車等
1307M
スポークエンドにある高さが、外側へ向かって限界まで細く仕上げられたメッシュスポークを立体的に引き立てる。交点部から変化する2段階の傾斜がさらに立体感を演出。ブラックリムに変えることで輸入車もエレガントかつスポーティに仕上げることができる。
1105S
センターへ向けて大きくラウンドしたコンケーブデザイン。国産車にも輸入車にも似合いそうだ。複合的なR形状を描くスポークセンター部に対してスポークサイドはシャープなV字に。そのコントラストが柔らかさとタフさとを兼ね備えた魅力をつくり出している。
1107T
スリムな7本のツインスポークがセンターに向けて大きく落とし込まれたデザイン。サイドに設けたリブがシャープさを引き立てる。あえてピアスボルトにも装飾を施していない。飽きのこないシンプルでスポーティなデザインは車種を問わず楽しむことができる。
1212F
やや回転性をもつ12本のスポークそれ自体にひねりを加えたフィンタイプデザイン。左サイドに斜面を持つスポークエンドがさらに回転の形状をアピールしている。選ぶ色でも微妙に変化する奥行き感によってエレガントさが際立ち、堂々とした足元を演出できる。