ハコスカとスバル360のガレージ、雰囲気はまるで映画『スタンド・バイ・ミー』な大人の秘密基地【ガレージライフ】

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なんと440坪、ナビでも辿り着けないそこは、キャンプもできるまさに国産旧車の桃源郷!

千葉県のとある場所にあるOさんのガレージ。その場所にはナビでもたどり着くことができないとのことで、取材当日、待ち合わせ場所まで行ってみると、きれいなシルバーのハコスカが近づいてきた。ドライブしていたのはOさん。挨拶もそこそこに、その極上スカイラインについて伺うと、1971年式でノンレストアの、なんとオリジナルコンディションとのこと。

走行距離はわずか5万3,000kmで、三重県の納屋で保管されていたクルマをOさんの父親が譲ってもらい、そのクルマをOさんが受け継いで3代目のオーナーとなったそうだ。インテリアも破れひとつなく、8トラック(カートリッジ式)のラジオも稼働。当時のオプションホイールもハコスカスマニア感銘の1台である。Oさんの案内のもとハコスカについていくと、なにやら秘密基地がありそうな気配が!

やがて、大きなフェンスの扉が我々を出迎え、その先には広大な土地が広がっていた。屋根付きの大きな建物と畑、いくつかのプレハブ小屋が点在していた。

【写真14枚】ハコスカ、スバル360を納めた秘密のガレージ全貌! 

古民家カフェをやろうと、440坪の土地を購入
ガレージオーナーのOさんは、昨年まで務めていた会社を早期退職。将来、古民家カフェを営もうと場所を探していたところ、元解体ヤードだったという440坪の広大な土地を紹介してもらうことになったという。

ほとんど人目に付かない隠れた場所で、広大な土地にはプレハブ小屋と屋根付きの資材置き場が設置されているほか、電気、井戸、エアコン、浄化槽まで完備されていることに魅力を感じ、購入を決めたという。自宅からはクルマで約40分かかる場所ではあるが、愛車であるハコスカのドライブには最適な距離なのだそうだ。

この秘密基地を購入してからというもの、Oさんは自宅からデスクやソファを持ち込み、そのほかは棚を購入して備え付けた程度で、今後どうしていこうか思いを巡らしている最中とのことだ。

自慢のテントでキャンプも楽しむ
アウトドア趣味もあるので、友人がくるとテンマクデザイン製のテント「サーカスTC」を張って過ごすのが楽しみなのだそうだ。もちろんはじめから用意されていたプレハブにはエアコンも完備されているため、そこでも寝泊りも可能。ほかのプレハブにはテントや椅子、ハンモックなどのアウトドア用品が収納されていた。

ガレージにはハコスカのほか赤と黄色と2台のスバル360が保管されているが、赤い1968年式スバル360・デラックスはエンジンも快調で走行可能。イエローの個体は部品取り用としてストックしているのだそうだ。

このほか、夏休みを利用して6年をかけて日本を1周したという、ハーレーとホンダ・カブCT110やオフロードバイクなども保管。近々、このバイクスペースにはガレージドアを付け、中2階を設置するなど、さらに秘密基地を拡張する計画している。

そのほか、土地が広いのでキャンプ場を運営し、畑をつくり作物を育てることも考えているというOさん。自慢のテントは冬で薪ストーブも楽しめるため、豊富な木材を薪にするのもOさんの楽しみとなったようだ。

『GarageLife Vol.84』より転載

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