究極のスーパーカー「ブガッティ EB110」がサンダーバードさながら空中移動!?【ガレージライフ】

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元製薬会社の建物をリノベーションしたスペシャルガレージは、メンテもできるハイパフォーマンスガレージ!

ブガッティ社を設立したエットーレ・ブガッティの生誕110周年を記念し、1991年に発売された究極のスーパーカー「ブガッティ EB110」。カウンタックをデザインしたことでも知られる、マルチェロ・ガンディーニがデザインを手がけ、3.5L V12エンジンは560馬力を発生する。

30年近く経過した今では超プレミア価格で取引されるEB110だが、こうした特別モデルを扱うスペシャルショップ「TEIKEN AUTO MOBILES (テイケン・オート・モビルズ)」を今回取材させていただいた。

【写真15枚】ブガッティEB110に加えアストンマーティンやフォーミュラーカーまで格納しているガレージの画像はコチラ

同社は、クルマのメンテナンスおよびカーディテイリング(クルマの細部までを徹底的にキレイにすること)や、販売などを行うスペシャルショップで、取り扱う車種はスーパーカー、ヴィンンテージカーをはじめとする特別なモデル。ガレージの素材やディテールは、我々個人のガレージ作りのヒントにもなるかもしれない。

2階のストックブースへクルマをあげる特注リフトは見所!
同社のショップとして使っている建物は、元々は製薬会社が保有していた物件。場所は新習志野駅から徒歩5分、湾岸習志野ICから約3分と、クルマでのアクセス的には好立地、しかもクルマやバイクから出る音も気にならない工業地帯ということで、カーショップにはピッタリの物件であった。

医薬機器の開発、製造などに使用されていた建物をカーメンテナンスショップへとリノベーションしたというわけだが、外観と躯体はそのままに中身を一度スケルトンにし、整備スペースを構築。このガレージで一番の見どころは2階に設けられたストックブースへとクルマを上げるために設置した、特注のリフトである。前述のブガッティEB110がリフトでサンダーバードさながら1階から2階へと移動する様はかなりの迫力である。

「価値の高いクルマを取り扱うことが多いこともあり、セキュリティ面に関しては最大で細心の注意を払いました。そしてこの物件に決めたとき、2階にストックルームを設置しようということになったのです。設計を依頼した『クラシマデザインオフィス』の倉島さんには、色々なプランを描いてもらいました。当初は建屋内にリフトを設置する案なども挙がっていたのですが、効率や作業性を考慮した結果、外付けのリフトとなりました」

プロらしいガレージのディテールは必見!
2階のストックブースは7台のクルマが格納できる広さを有しており、ハイフローン施工されたフロアは清潔感がある。そのほか、1階部分にはショールームとカーディテイリングブース、メンテナンスブースをレイアウト。ショールームは定期的にクルマを入れ替えるそうで、取材時にはフォーミュラカーが収められていた。

カーディテイリングブースでは、磨きの作業で肝となる照明を、天井の高さに合わせて150W相当のハイワットライトで設置。そのほかエアツール配管の取り付け向きや防塵フロアの仕上げなど、プロフェッショナルらしいポイントが見受けられる。

また、1階最深部は「ビシャモン」製ドライブオンタイプのパンタリフトを設置したメンテナンスブースだが、フロアを下げて天井高を引き上げるなど、作業効率が高められている。

クルマのメンテナンスを行い外装の仕上げまで一貫して行ってくれるテイケン・オート・モビルズ。オーナーをはじめとしたスタッフのプロ意識も高く、安心して愛機を任せることができるため、好事家たちの口コミによって利用者は広まってゆくことだろう。訪れた際は、2階にクルマを移動するための柱リフトをぜひご覧いただきたい。

取材協力:テイケン・オート・モビルズ/クラシマデザインオフィス

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