パワートレインは直列3気筒＆4気筒のガソリンエンジンが用意

シトロエンが開発中の新型コンパクト・クロスオーバーSUV開発車両を、スクープサイト「Spyder 7」のカメラがはじめて捉えた。

欧州Bセグメントで人気の「C3」は、2002年に初代が発売、3代目となる現行型は2016年から販売されている。この新型モデルは、そのC3をベースに、低コストモデルとして開発が進められているようだ。

開発コード「C 21」と呼ばれるプロトタイプは、厳重なカモフラージュながら、フラットなフロントエンドに、切り詰められたオーバーハングを持つハイライディングコンパクトモデルであることがわかる。市販型では、ジープ「レネゲード」などにも採用されているPSAグループの「CMP」(Common Modular Platform)基盤に乗り、同ブランドがインド市場で導入した「C5 エアロクロス」とは異なるプラットフォームになる。

キャビン内を捉えた画像では、ダッシュボードの上に大きなディスプレイの一部らしきものが写っているが、インドや南米市場向けの低コストエントリーモデルとして販売される可能性が高く、高級素材は期待できないという。

パワートレインは直列3気筒と直列4気筒のガソリンエンジンのみ販売され、自然吸気とターボチャージャーを搭載すると予想されるが、遅れてCNG（天然ガス）オプションが設定される可能性もありそうだ。

C21市販型のワールドプレミアは2021年内と予想され、市場ではフォード「EcoSport」などと争うことになるだろう。