「ホンダ・ジェット」がさらにワールドワイドに! ロシアでも型式証明を取得

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アメリカの本社敷地内では主翼の組み立てなどを行なう新ハンガーも稼動

ホンダの航空機事業子会社であるホンダ・エアクラフト・カンパニー(以下HACI)は、小型ビジネスジェット機「ホンダ・ジェット」のロシアにおける型式証明を取得しロシアでの初号機の運用が開始されたこと、そして本社敷地内の新ハンガーの建設が完了し稼働を開始したことを発表した。

HACIは、ロシア民間航空局(以下FATA)からホンダ・ジェットの型式証明を取得。この型式証明は、ロシアにおける管轄官庁であるFATAが定める強度、性能、安全性、機能および信頼性などに関する基準をホンダ・ジェットが満たしていることを証明するもの。ロシアでの型式証明取得は米国、欧州、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、パナマ、インド、日本、カナダ、トルコ、中国、パキスタンに続いて13番目で、すでに2021年1月よりロシアでの初号機運用が開始されている。

1月4日には新ハンガーの建設が完了、稼働を開始した。この新ハンガーは、「ホンダ・ジェット・エリート」の主翼組み立てと各種スペアパーツなどの格納を目的として、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモント・トライアド国際空港に隣接するHACI本社敷地内に建設された。新ハンガーの延床面積は、約7720平方メートル。投資額は2430万ドル(約25億円)で、2019年7月末に現地での鍬入れ式を行ない、2020年9月に建設が完了している。

HACIの藤野道格社長は、今回の型式証明取得や本社機能の充実について以下のようにコメントしている。
「ロシアの型式証明を取得し、ホンダ・ジェットの運用が開始されたことを、とてもうれしく思います。クラストップの性能を誇るホンダ・ジェットは、ロシア国内の都市間移動やロシアと欧州各主要都市間の移動に適しており、この地域において、より効率的かつ安全な移動手段となるでしょう。今後ホンダ・ジェットでビジネスジェット市場をさらに拡大していきたいと思います。また、新ハンガーの稼働開始により主翼組み立てとサービスパーツの供給の効率をさらに高め、最高のオーナーシップをご提供し続けていきます」

 

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