販売は33台! 伝説の「33ストラダーレ」をイメージした特別な「アルファロメオ4Cスパイダー」が登場!

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特別仕立ての内外装で「4Cスパイダー」の有終の美を飾る

FCAはこのほど、北米市場向けの限定モデルとして、「アルファロメオ4Cスパイダー」に「33ストラダーレ・トリビュート」を設定。33台を発売すると発表した。米国での販売価格は7万9995ドル(約828万円)とのこと。なお、この限定モデルは4Cスパイダーの最終生産モデルとなる。

この限定モデルは、1967年に登場したアルファロメオの伝説的なミッドシップスポーツカー「33ストラダーレ」の栄光を受け継ぐモデルとして企画されたもの。

33ストラダーレは、1967年のイタリアF1グランプリ前夜祭が開催された1967年8月31日に、モンツァ・サーキットでデビューしたアルファロメオのアイコンモデル。「Stradale」というイタリア語は「ロードゴーイング」を意味し、最高速度は162mph(約260km/h)をマークした。この33ストラダーレは、1968年のデイトナ24時間レースでクラス優勝したティーポ33レーシングカーをベースに、フランコ・スカリオーネがデザインしたハンドビルドのエキゾチックなミッドシップエンジンスポーツカーである。

そんな33ストラダーレは今日に至るまで、最先端のテクノロジー、レーシングテクノロジー、インスピレーション溢れるデザインを融合したクルマとしてファンの熱狂的な支持を得ており、その伝統は4Cスパイダーに受け継がれている。製造された車両はわずか18台で、完成車のほとんどはアルファロメオを象徴するレッドで塗装され、グレーゴールドのホイールとブラック/タバコのインテリアを備えている。

4Cのレースの血統は、最先端のF1マシンにヒントを得たカーボンファイバー製モノコックシャシーに明確に表れている。このシャシーには、今回初めてクリア・レッド仕上げが採用された。さらに、4Cスパイダー33ストラダーレ・トリビュートには、通常モデルではオプション設定されていたアクラポヴィッチ製デュアルモード・センターマウント・エキゾースト、レースチューンド・サスペンション、バイキセノン・ヘッドライト、バッテリー充電器、ボディカバー、スエード/レザーシート、カーボンファイバー製ハロ、リヤウィング、イタリアンフラッグ・ミラーキャップなどが装備されている。これらのコンポーネントは、4Cスパイダーに別途装着すると数千ドルの価値があるものだ。加えて「Centro Stile Alfa Romeo」エンブレム、ピアノブラック・フロントエアインテークとリヤディフューザーによって、洗練されたエクステリアが完成している。

ボディカラーは3層コートが施された専用のロッソ・ヴィラデステが採用され、グレー/ゴールド5穴アルミホイール(フロント18インチ/リヤ19インチ)、ブラックDinamicaスエードとタバコ・レザーを組み合わせたスポーツシートが装備される。

コックピットには、ダッシュボード、サイドシル、センターコンソールに専用プレートを装着。センターコンソールのプレートには、車両のシリアルナンバーも刻印される。さらに、このモデルには、4Cのデザインコンセプト、テクノロジー、素材、モデナの組み立て施設、33ストラダーレの歴史を記録し、チェントロ・スティーレ(デザインセンター)によってデザインされた記念ブックも付属する。このブックは、Dinamicaスエードによる装丁が施され、シリアルナンバーが印刷されている。

この限定車の発表に際して、北米におけるアルファロメオ・ブランドの責任者であるティム・クニスキス氏は次のようにコメントしている。
「2014年の発売以来、4Cスパイダーはアルファロメオを象徴するモデルとして、世界中で熱狂的なファンを獲得し、北米におけるアルファロメオ・ブランドの人気を再沸させる原動力となってきました」
「アルファロメオの伝統を受け継ぐ4Cスパイダー33ストラダーレ・トリビュートは、来年生産を開始するTonale(トナーレ)PHEVクロスオーバーをはじめとする、次世代のアルファロメオ・モデルにバトンを引き渡す役割を担っています」

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