【嶋田智之の月刊イタフラ】なごみ系から切れ者系へ。これが新しいカングーだ!!

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日本のMPV界の人気者、ルノー・カングー。いよいよモデルチェンジが近づき、次期型モデルの写真が公開されました。3代目となる新型カングー、現時点ではあまり具体的にアナウンスされてなくて、正式発表は2021年春とされています。商用カングーについては、Bピラーを取り払って1416mmの開口部を稼ぎ出したイージーサイドアクセスが採用されたり、格納式のラックが備わったり、荷室が満杯でも後方を確認できるデジタル式のバックミラーが装備されたりすることなどが明らかにされていますが、乗用カングーについては、資料の中では具体的なことにほとんど言及していないも同然の状態。おそらく皆さんが気になってるのは“ボディサイズはどうなんよ?”というあたりでしょうが、そうした数字も何ひとつ発表がないままです。まぁ落ち着いて来年の春を待てよ、ということなのでしょうね。

それでも見た目の印象がガラッと変わってることだけは、写真からも解りますよね。これまでのどこか笑ってるような愛嬌のあるなごみ系から、ルノーの最新モードに合わせた目元がシャープでキリリと引き締まった“できるヤツ”っぽい切れ者系へ。何だかちょっと高級感を身につけたような感じも漂ってますよね。おそらくクルマのコンセプトとしては大きな違いはなく、使い勝手や快適さ、走る楽しさなどは継承してると思うのですが、このルックスは好嫌が分かれるところかも知れませんね。

ルボラン2021年1月号より転載

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