進化は続く! 名車「GT40」の栄光を称える「フォードGTヘリテージ・エディション」が登場

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1966年にデイトナ24時間レースを制したフォードGT40 MkⅡへのオマージュ

8月16日、フォードのレーシング部門であるフォード・パフォーマンスは、2021年モデルの「フォードGT」をベースとしたスペシャルモデル「フォードGTヘリテージ・エディション」を発表した。

ヘリテージ・エディションは、1966年にデイトナ24時間レースを制した「フォードGT40 MkⅡ」へのオマージュを表現したもので、’66年の制覇から2021年で55年の節目を迎えることを記念して製作。

エクステリアでは、フローズンホワイトのボディにカーボンファイバー製フロントフードや前後ディフューザー、サイドスカートを採用して軽量ボディを強調。フロントやサイド、リヤウイングには左右非対称のレッドペイントが施され、独特のルックスを実現している。ホイールには、ヘリテージゴールドの20インチ鍛造アルミを装着。ブレンボ製のブレーキはキャリパーがレッドにペイントされ、ヘリテージゴールドのホイールとのコントラストも特徴的だ。

インテリアではインスツルメントパネルやヘッドライナー、ステアリングホイールにアルカンターラを張る。アルマイト仕上げのパドルシフターやシートはレッドとされ、コックピットもカラーコントラストを際立たせたレーシーな雰囲気とされている。

さらに大胆なルックスを求めるカスタマー向けとして、20インチホイールやドアパネルがカーボンファイバー製となるアップグレードパッケージをオプション設定する。

「フォードGTスタジオ・コレクション」

ヘリテージ・エディションの発表を機に、フォードGTに設定されているスタジオ・コレクションに限定シリーズが追加されたこともニュースだ。

この限定シリーズは、フォード・パフォーマンスとカナダのマルチマティック社とのコラボレーションによってデザインされたもので、フォードのGTプログラムに長きにわたって取り組んできたマルチマティック社のデザインディレクター、ガレン・ニコゴシアン氏のアイディアが採り入れられている。

2021年モデル、2022年モデルそれぞれで40台が製作される予定で、標準のボディカラーは7色設定され、好みのグラフィックスを組み合わせることが可能。さらに拡張パレットによってパーソナライズでき、ボディカラーとグラフィックスの組み合わせは無限となり、世界に1台のカラーリングを実現することもできるという。

2021年モデルのフォードGTは、2021年初頭よりカスタマーへの納車が始まる。なお、フォードGTは2022年に生産が終了する予定だ。

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