米国トンプソン・スピードウェイの約30年間に及ぶ貴重な軌跡を収録した大判写真資料集【新書紹介】

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The Golden Days Thompson Speedway & Raceway

アメリカ・コネチカット州にかつて存在したトンプソン・スピードウェイの約30年間に及ぶ貴重な軌跡を収録した2冊セットの大判写真資料集の本書。 1940年に設立された5/8マイルのオーバルコースと1952年に追加された1.7マイルのロードコースが共存し、アメリカ初の舗装サーキットとして多くのレースが1977年までに開催された。

本編では第二次世界大戦直後の1945年からSCCA(Sports Car Club of America)主催によるローカルレースの模様を当時の貴重な写真を多数散りばめ、リザルトと共に詳細を綴る。前半は1945年から1959年までのアメリカにおけるスポーツカーレース発展の歴史が記され、ポルシェ356、550スパイダー、メルセデス300SLS、フェラーリ250カリフォルニアなど、欧州車を交えた激しいバトルが展開。後半は1960年から1977年までの黄金期が収録され、2回のオイルショックを挟み政治も絡んだ終焉までが綴られる。

アメリカのモータースポーツを語る上で外す事の出来ない貴重なシーンが約2,000枚に及ぶ写真と共に写し出された傑作と呼べる内容となっている。

The Golden Days Thompson Speedway & Raceway
39,600円(税込)
著者など:Terry Oneil
出版社:Dalton Watson Fine Books
ハードカバー/ W240×H330/モノクロ・カラー/英語/760P

情報提供:代官山蔦屋書店

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