欧州仕様の「ジープ・コンパス」がパワーユニットをダウンサイジング

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130psまたは150psの1.3L直4ターボを搭載。追って4輪駆動のプラグインHV仕様「4xe」が設定される予定

5月14日、FCAは欧州市場において、改良を受けた新型「ジープ・コンパス」の受注を開始したことを発表した。

コンパスにはこれまで175ps/229Nmを発する2.4L直列4気筒自然吸気エンジンが搭載されていたが、新型では6速MT仕様では130ps、6速DDCT(デュアル・ドライクラッチ・トランスミッション)仕様で150psを発揮する1.3L直列4気筒ターボにダウンサイジングされている。最大トルクはいずれも270Nm。この1.3Lターボは、2018年半ばからレネゲードに搭載されるユニットと基本を共有するFCAグローバルスモールエンジンファミリーのひとつだ。駆動方式はFWDとなる。

サスペンションはFSD(フリークエンシー・セレクティブ・ダンピング)バルブ付きのショックアブソーバーが採用。ロールやピッチを減らしているほか、高速コーナリング時の操縦安定性やブレーキング性能を高めている。これらにより走行モードは新たに「スポーツ」が設定された。

イタリアのFCAメルフィ工場で生産される欧州市場向けの新型コンパスには、「ロンジチュード」、「ナイトイーグル」、「リミテッド」、「S」の4グレードを展開。6月から発売される予定だ。

欧州仕様では1.3Lターボのほか、120ps/320Nmを発揮する1.6Lディーゼルターボ「マルチジェットⅡ」に6速MTを組み合わせるパワートレインも設定される。さらに今年後半からは、プラグインハイブリッドシステムを搭載した4輪駆動仕様「4xe」が追加設定される。

「4xe」には1.3Lターボエンジンとモーターの組み合わせにより、総合で190psまたは240psを引き出す。最高速は200km/hに達し、EVモード時では130km/hの最高速、50kmのEV航続距離を実現。発売時は、運転支援機能など装備を充実させたファーストエディションが用意される予定だ。

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