シルバーストンのイベントでは、オリジナルDB5、V8サルーン、最新のDBSスーパーレッジェーラに試乗できたが、どれもエンジンはバツグンによかった。DB5は高精度に組み上げられたストレート6、“V8”はまるでレーシングエンジンのように軽快に吹き上がるV8エンジン、DBSは現代的で驚くほどパワフルなV12と形式や個性は違っても、それぞれの時代の最高の技術を駆使して製作されたことが乗ればたちどころにしてわかる。そのなかでも共通しているのがスムーズさ、静粛性、そしてパワー。グランドツアラーのパワーユニットに求められるすべての要素を兼ね備えているといえるだろう。また、デザインの美しさも万人が認めるところだ。ロングノーズ/ショートデッキのプロポーションをシンプルなファストバックのスタイルに仕上げたエクステリアは、時空を超えて文句なしに魅力的。DB5の誕生から60年近くが経過したいまも、アストン・マーティンの本質はなにも変わっていないのである。 この記事をシェアする 記事にもどる ル・ボラン2020年4月号より転載 TAG : 007DB5 ■関連記事 ボンドとともに60周年!アストンマーティン、「DB12」ベースの限定モデル「ゴールドフィンガー・エディション」発表! ボクらのヤングタイマー列伝:第42回『アストンマーティンV8』ボンドカーでもお馴染み、DBSの改良型として登場したロングセラー!! 「ル・ボランCARSMEET」 公式SNSフォローして最新情報をゲット! Follow @carsmeet_web