1年を通じて雲海の出現頻度が高いスポット
高野山から南に延びる高野龍神スカイライン(国道371号)の東に広がる野迫川村は、近畿の雲海ウォッチャーにはかなり注目されているエリア。県道733号沿いや立里荒神社周辺など、村内にはいくつも展望スポットがあり、1年を通じて雲海の出現頻度が非常に高いためだ。なかでも人気を集めているのが県道53号の天狗木峠から眺める青龍雲海。東の谷筋から湧き上がる雲海は、まるで天に昇る龍のような姿をしていて、これに出会うと幸運に恵まれると評判になっている。
アクセスガイド
高野龍神スカイラインの北側起点から約8.5km南下したところで「野迫川口」の小さな標識を目印に左折。舗装林道を約2.5km走ると役場のすぐ近くに出る。京奈和道(無料)の五條ICからは国道168号経由で約46km。
村内の宿泊施設としては、美人の湯と山の幸を堪能できるホテルのせ川(写真上 TEL0747-38-0011)が人気。そのほか数軒の民宿が営業している。
Data【Spot 65 野迫川村】
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 通年
◎所在地/奈良県野迫川村
◎ルート/県道53号、733号など
◎区間距離/約15km
◎最高地点/標高約1242m
◎冬季閉鎖/なし
国保診療所近くにある昭和食堂は、雲海見物に来る人のため、早朝6時から営業(営業日は不定)。人気メニュー「雲海丼」の中身は秘中の秘とのこと。
観光情報
野迫川村産業課 TEL 0747-37-2101
文:佐々木 節/撮影:平島 格
『雲海ドライブ&スポット』より転載。掲載データなどは2017年8月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。