秘境「天空の里」に谷から雲が湧き上がる(長野県 下栗の里)【雲海ドライブ&スポット Spot 49】

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幻想的な風景を見せてくれる天空の里

国道152号・秋葉街道は今なお2カ所の不通区間が残る、いわゆる「分断国道」である。その北の分断箇所、地蔵峠からしらびそ峠を越えて東の山中に分け入っていくと、突然視界が開けて小さな集落が現れる。

目の前に南アルプスの兎岳や聖岳など3000m峰がそびえる下栗の里。雲海のない晴天時の眺めも、十分に絶景と呼べるものだ。

最大傾斜38度の急斜面にある下栗の里。晴れた日の眺めも十分に絶景と呼べるものだが、そこに雲がかかるとさらに幻想的になる。

標高800〜1100mの尾根筋に約60戸の民家が寄り添うように建ち並ぶ飯田市上村の下栗地区である。この天空の里は遠山川源流の深い谷筋に面しているため、雨上がりの早朝などには大量の雲が湧き上がり、まさに幻想的な風景を見せてくれる。

日本三大絶景峠にも数えられる標高1833mのしらびそ峠。近くのハイランドしらびそは公営の宿(冬季休業)で、レストランも営業。

アクセスガイド

浜松から国道152号を北上すると、南の分断区間をヒョー越林道で迂回して、地蔵峠まで約115km。中央道・諏訪ICから国道152号を南下すると約75km。しらびそ峠は冬季閉鎖となるが、遠山郷からの道は通年通行できる。

Data【Spot 49 下栗の里】
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 通年

◎所在地/長野県飯田市
◎最高地点/標高約1100m
◎ルート/飯田市道
◎冬季閉鎖/あり(しらびそ峠)

観光情報

遠山郷観光協会 TEL 0260-34-1071

文:佐々木 節/撮影:平島 格

『雲海ドライブ&スポット』より転載。掲載データなどは2017年8月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。 ※写真提供:遠山郷観光協会

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