アクセスガイド
札幌や苫小牧などの道央エリアからだと、知床半島のウトロや羅臼までは400〜500kmの道のり。高速道路を使ってもほぼ1日がかりの行程となる。レンタカーを利用するなら、根室中標津空港か女満別空港を起点とするのが便利。中標津から羅臼までは約70km/1時間半、女満別からウトロまでは約130km/3時間弱の道のりとなる。知床半島のウトロ側はカムイワッカの滝まで、羅臼側は相泊の集落までクルマで走ることができる。
Data
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 春~秋
◎所在地/北海道斜里町、羅臼町
◎ルート/国道334号
◎区間距離/約57km
◎最高地点/標高738m
◎冬季閉鎖/11月上旬~5月上旬
【A】知床自然センター
世界遺産・知床半島の貴重な自然を学ぶ
国道334号・知床横断道路と知床五湖方面に向かう道道93号との分岐点にあるビジターセンター。館内ではスタッフによるトークショーが毎日行われているほか、大型スクリーンのある映像ホールでは、ワシの視点から知床の大自然を見る独自映像『四季知床』も上映。土産物店やレストランも併設している。
●入場無料/8:00〜17:30(冬季は短縮)/無休/斜里町岩尾別531/TEL 0152-24-2114
【B】しれとこ村
天然温泉と海の幸・山の幸を満喫できる宿
斜里町ウトロの高台に建つアットホームな雰囲気の宿で、新たに建て増しされた別館はバス・トイレ付きの広々とした客室が好評。自慢の天然温泉「熊の湯」は美肌の湯として知られ、貸切の家族風呂も用意。料理は地場の旬の素材を用いたもので、知床の海の幸・山の幸をたっぷりと味わうことができる。
●1泊2食付き8,850円〜/日帰り入浴料600円(15:00〜21:00)/斜里町ウトロ中島125/TEL 0152-24-2124
【C】セセキ温泉
根室海峡に面した岩礁に湧く露天風呂
羅臼町の中心部から半島先端に向かって道道87号を約23km走ったところにある瀬石の集落。ここには根室海峡と国後島を一望にできる豪快な混浴露天風呂がある。岩礁から湧き出す源泉は満潮時は水没してしまうため、入浴できるのは干潮時のみ。事前に入浴可能時間を確認してから訪ねていただきたい。
●無料/7月1日〜9月15日/TEL 0153-87-2126(羅臼町水産商工観光課)
観光情報
知床斜里町観光協会 TEL 0152-22-2125
知床羅臼町観光協会 TEL 0153-87-3330
文:佐々木 節/撮影:平島 格
『雲海ドライブ&スポット』より転載。掲載データなどは2017年8月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。