第4の「ダイハツ・コペン」、その名は「GRスポーツ」

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トヨタGAZOOレーシングのノウハウを注入!

ダイハツは、軽オープンスポーツカー「コペン」の第4のモデルとなる「GRスポーツ」を10月15日に発売した。消費税込みの車両本体価格は、7速スーパーアクティブシフト付きCVT車が2,380,000円で5速MT車が2,435,000円。なお、コペン全モデル価格帯は1,886,500円~2,435,000円。なお、販売はダイハツに加えトヨタの車両販売店でも行なわれる。

コペンは2014年6月に発売した「ローブ」に加え「エクスプレイ」、「セロ」の3モデルをラインアップ。今回発売するGRスポーツは、それらに続く第4のモデルとなる。GRスポーツは、2019年1月に開催された東京オートサロン2019に出展した「コペンGRスポーツコンセプト」を商品化したもので、トヨタGAZOOレーシングがモータースポーツ活動を通じて培ってきた知見の共有を通じてダイハツが開発。トヨタGAZOOレーシングとメーカーの垣根を越えて、「意のままに操ることができる気持ちの良い走り」を目指して開発が進められた。

具体的には、既存モデルに対しボディ剛性を一層高めるため、アンダーボディに補強材の追加や形状変更を実施。ボディのねじれを抑制し、安定感のあるフラットな乗り心地を実現した。また、足回りの最適化や空力を向上させるパーツの採用によりしなやかな動きと安定性を向上。従来の標準グレードや、上級モデルである「S」グレードに対し、スポーティでありながら気持ちよく走れる上質なスポーツカーに仕上げられている。

フロントフェイスにはトヨタGRシリーズの一部車種で採用している「ファンクショナルマトリクス」グリルを採用。インテリアでは専用のレカロシートやメーターなどを採用し、上質感ある雰囲気を表現している。

ボディ剛性の向上では、アンダーボディにフロントブレース(補強材)の追加、センターブレースの形状変更等を実施。ばねとショックアブソーバーを最適化して刷新したサスペンションを開発。路面の入力に対し、しなやかに動いて追従し路面との接地感向上を実現させた。また、路面との接地感向上により、ステアリングの中立位置の明確さとクルマの動きの一体感が向上している。

さらに車両側面に整流効果を持たせたフロント&リヤバンパーやフロントバンパーエアアウトレット、床下スパッツを採用。車両側面、下面の風の流れを整流化して車体にかかる揚力を約10%抑制し、直進安定性や路面との接地性が向上した。

エクステリアではフロント、リヤともにブラックアウト化したランプをブラックラインで繋ぎ、水平基調の構成を強調。一体感のあるデザインで、スポーツカーらしい「ワイド&ロー」を表現した。また、16インチアルミホイール、フロント、リヤともにコペンエンブレムを採用し、カラーバリエーションはローブ同様の8色を設定している。また、インテリアではスポーツカーとしての機能性を追求した専用アイテムや大人の上質感を演出する専用加飾が採用されている。

ディーラーオプションとしては、GRスポーツの魅力をさらに高めるアイテムとして「GRパーツ(TRDパーツ・ダイハツ純正用品)」を設定。TRDパーツとしてはフロントスポイラー、サイドスカート、リヤサイドスポイラー、フロントコーナースポイラー、リヤトランクスポイラーを設定した。

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