【スクープ】次期「メルセデス・ベンツGLA」は、SUVらしさがアップして2021年にデビュー?

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車高やホイールベースなど、ボディは現行型より拡大

メルセデス・ベンツのクロスオーバーSUV、「GLA」の市販型プロトタイプの鮮明な姿を初めてカメラがキャッチした。

現行GLAは、2013年の上海モーターショーでコンセプトモデルが初公開。同年のフランクフルト・ショーで市販型がワールドプレミアされ、日本では翌2014年5月から販売が開始されているがターゲットユーザーを30代から40代に絞り、立体駐車場に収まるサイズとしたことで多くの支持を集めた。

2017年にはアップデートを実施。その甲斐あって現在に至るまで販売は好調だというが、思い切って車高を低くしたGLAならではのパッケージが仇になっているケースも目立ち始めている。クロスオーバーSUVとはいえ、そのスタイリングはハッチバック寄り。その結果、おもにユーティリティの面で若い世代からは物足りないという声が聞かれているというのだ。

そんな不評の声がダイムラーにも届いているのか、市販型のボディとおぼしき開発車両は現行モデルより明らかに高いルーフ高が与えられSUV的なシルエットに変貌。そのプラットフォームには再設計された「MFA2(メルセデス・フロントドライブ・アーキテクチャー)」が採用され、ホイールベースは新型「GLB」よりは短いが現行モデルより延長されている。また、現状は入念な艤装が施されているがヘッドライトはシャープに、テールライトは「Aクラス」に似た薄型に刷新。次期型でもスポーティなキャラクターは維持される模様だ。

一方、インテリアには当然最新世代のインターフェイス「MBUX」を搭載。上位モデルの「Eクラス」や「Sクラス」と同様、インストルメントクラスタとインフォテインメントシステム用のデジタルスクリーンを完備する。タッチ機能も備え、ボイスコントロールにより多くの車両機能を制御することが可能になっているはずだ。

パワーユニットは、最高出力221psを発揮する2L直列4気筒ガソリンターボや同じく2Lのディーゼルターボをラインアップ。さらに、遅れてプラグインハイブリッド仕様が追加される可能性も高い。また組み合わせるトランスミッションもアップデートされ、DCTは現行型の7速から新開発の9速を採用。シームレスな加速には磨きがかけられる。注目のワールドプレミアは2020年内、発売は2021年となるようだ。

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