高品質と先進性をきわめてビジネスサルーンの頂点へ
10代目となるメルセデス・ベンツEクラスがデトロイトモーターショーこと北米国際自動車ショーでワールドプレミアとなった。内外ともにSクラスやCクラスの流れをくむデザインテイストでまとめられており、先代モデル以上の洗練された雰囲気と品質感を身につけている。
全長は先代の4880mmから4923mmへと43mm、ホイールベースは同2874mmから2939mmへと65mm、それぞれ拡大されており、長いボンネットとクーペ風のなだらかなルーフラインの組み合わせに張りのあるリアエンドをつなげた、スポーティかつスタイリッシュなシルエットが描き出されている。短いオーバーハングや大径のホイール、引き締まったボディサイド面の造形は、まさに最新のメルセデス・ベンツ製サルーンのデザイン哲学に則ったものだ。
フロントマスクは例によって2種類が用意された。基準車と充実装備の「エクスクルーシブ」からなる「エグゼクティブライン」は伝統的デザインのラジエターグリルとフードマスコットを組み合わせ、スポーティ担当の「アバンギャルドライン」と「AMGライン」は中央に巨大なスリーポインテッドスターを配したラジエターグリルを装着する。後ろに回り込むと、発光部が横に3分割されたいかにもメルセデスらしいテールライトがモールなしで直接ボディパネルと接合されており、上品で精緻な印象だ。このテールライトには新開発された、ジェットエンジンの赤熱のごとくハイライトがきらめく表面構造が採用され、メルセデスではそれを「スターダストエフェクト」と呼んでいる。
インテリアにもSクラスのエッセンスは垣間見られる。インストゥルメント用とセンターコンソール用の次世代12.3インチ高解像度ディスプレイ2面をひとつのケースに収め、少し浮いているように配置した水平基調のダッシュボードデザインは、その典型といえよう。インストゥルメントの表示は「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3つのデザインから選択可能。インフォテインメント操作には、指先のスワイプ動作で行う新機軸の「Touch Controls」がステアリング上に設置された。センターコンソールの手書き認識機能付きタッチパッドや音声制御も用意されている。
メカニズム的なトピックも、軽量にこだわった新開発のディーゼルエンジン、ミドルサルーンクラスで最高水準の低空気抵抗係数を達成したボディ、圧倒的な快適性と確かな操縦性を両立する「マルチチャンバーエアサスペンション」など盛りだくさんだ。また、ドライバーが選択したレーンに魔法のように進路変更させる「アクティブレーンチェンジアシスト」など、完全自動運転を見据えた電子制御ドライバーアシストデバイスが大量投入されている。詳しくは別項にて。
■関連記事
- “電気自動車のSクラス”にふさわしいデザインへと刷新! メルセデス・ベンツ「EQS」発売
- メルセデスのオフローダー、Gクラス初のフル電動モデル!「G580 with EQテクノロジー・エディション1」発売!
TAG :
関連記事
メルセデス・ベンツ×「モンクレール by NIGO」、上海「The City of Genius」ショーでカプセルファッションコレクション発表
ニュース&トピックス
2024.10.22
【比較試乗】ボディタイプやパワートレイン、ライバル比較など、さまざまな角度から比較検証。BMWツーリングの最前線に追る!「BMW・i5ツーリング vs 3シリーズ・ツーリング vs 5シリーズ・ツーリング vs メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴン」
BMW
2024.10.12
Cクラス、クロスオーバーモデル初の限定モデル!メルセデス・ベンツ、「C220d」の特別仕様車「ナイトスタイル」発売!
ニュース&トピックス
2024.10.04
メルセデスの特別仕様車シリーズ「エディション・ブラックスターズ」に、「GLC/GLCクーペ」もラインナップ!
ニュース&トピックス
2024.10.03
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>