ボルボ・カー東大阪が優勝
ボルボ・カー・ジャパンは、隔年で開催する世界統一のサービス競技大会である「VISTA 2022」の「サービス&リペア クラス」日本決勝大会を、5月18日(水)に東京都江東区のTFTホールで開催した。
VISTA(Volvo International Service Training Award)は、ボルボのサービスに従事するスタッフを対象に世界規模で実施しているアフターセールスの競技大会で、正規ディーラーでボルボ車に携わるPST(パーソナル・サービス・テクニシャン)及びワークショップ・サポート(アドバイザー)の知識や技術の向上を図ることを目的に、1976年から世界各国にて、日本国内では1980年からスタートしており、現在では約70ヵ国から16,000名以上のスタッフが参加して行われる。
この競技大会を通じて、「CS向上」「カスタマーサービス担当者の能力向上」「関係者のモチベーション向上」「チームワークの醸成」を目指しているという。
第22回目となる今大会は、全国から298チーム752名が参加し、「サービス&リペア クラス」では前日の17日に開催されたセミファイナルを勝ち抜いた上位10チーム22名が決勝大会に進出。
各チームはサービスマネージャー、ワークショップ・サポート(アドバイザー)、PST(パーソナル・サービス・テクニシャン)から成る2名または3名で構成され、実車の不具合を修理する実技、整備後のお客様に対する納車説明など実際のサービス入庫に則した競技を実施し、整備診断技術のみならず、お客様対応を含めた総合力を競う。
一般的に自動車ディーラーでは、サービスに関する接客はアドバイザーが担当し、テクニシャン(メカニック)が対応する機会はそれほど多くないが、VISTAではテクニシャンの接客スキルも重要視しているところがポイント。ボルボでは、テクニシャンは単に車両の整備や診断を行うだけでなく、お客様に作業内容をわかりやすく説明できることも必要なのだ。
注目の結果は、接戦の末優勝はボルボ・カー東大阪、準優勝にはボルボ・カー横浜西口が輝いた。
また、今回が日本での初開催となった板金や塗装の技術を競う「ダメージリペア クラス」は去る4月23日に競技が行われ、5チームでの争いを勝ち抜いた埼玉サービスセンター/チーム6(ボルボ・カー・ジャパン株式会社)が優勝した。
「サービス&リペア クラス」の優勝チームを含めた上位4チームと「ダメージリペア クラス」の優勝チームは、2022年9月に、スウェーデンで開催される「VISTA2022 ウィナーズカンファレンス」に招待され、両クラスの優勝チームは日本代表として世界大会に出場することになる。
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