日常からレジャーまで頼れるタフな相棒
6月10日、ダイハツ工業は新型軽クロスオーバーの「タフト」を発売した。
●「タフト」モデルラインアップ
・X:1,353,000円(FF)/1,479,500円(4WD)
・G:1,485,000円(FF)/1,611,500円(4WD)
・Gターボ:1,606,000円(FF)/1,732,500円(4WD)
※価格は消費税込み
開発コンセプトは“Tough & Almighty Fun Tool”「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる相棒」。2019年に発売された軽スーパーハイトワゴンの「タント」や、小型SUV「ロッキー」に続くダイハツの新世代クルマ作り、「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した第3弾である。
車名は“Tough & Almighty Fun Tool”の頭文字を取ったもの。ダイハツは、1970年代に同名の小型クロカンを販売していた歴史があり、そのネーミングを復活させた意味合いもある。
かっこ良さと使いやすさの両立を追求したスクエアフォルムのエクステリアは、水平基調のラインを多用し伸びやかなシルエットを描く。分厚いボディや薄いキャビンといった視覚的な効果に、太いセンターピラーでタフさが強調されている。さらに190mm確保された地上高やリフト感を高める前後バンパーにより、SUVらしさが与えられている点も特徴として挙げられる。前後ランプはボディのワイド感を演出するスクエアな形状だ。
ブラックを基調色としたインテリアは、上質さや使いやすさが追求された。インパネにはオレンジメタリックの加飾が用いられ、ワクワク感やアクティブなイメージが与えられている。長時間のドライブでも疲れにくい設計のシートはカモフラージュ柄が施され、個性的なインテリアにひと役買っている。
広大なガラスサンルーフ「スカイフィールトップ」の採用も見逃せない。明るいキャビン、そして高い開放感を実現する一方で、スーパーUV&IRカットガラスの採用により、紫外線対策や室内の温度上昇の抑制にも抜かりはない。
荷室は多彩なアレンジが可能だ。分割可倒機構が備わる後席シートバックを倒すと、荷室を段差なく広げることができ、ドアパネルとの隙間が無くなることで小物が落下しにくい完全フラットな荷室が作り出せる。
現行タントと同じ新世代プラットフォームや進化した軽量高剛性ボディ「Dモノコック」を採用したことで、高いボディ剛性を実現。タントで改良した燃焼効率を高めたエンジンを組み合わせ、市街地や郊外ではキビキビと、高速や山道では安定感をもたらす、フラットな乗り心地を実現している。
走破性の面では、高い地上高に加えて、グリップサポート制御を採用。これは、ぬかるんだ道や凸凹の多い路面でタイヤが空転した際に、空転した車輪に制動力をかけることで空転を抑制。もう片輪に駆動力を伝えることでタイヤのグリップ力をキープし発進・加速をサポートするもの。これにより、ラフロードにも気兼ねなく踏み込んでいける。
ダイハツ初となる電動パーキングブレーキの全車標準装備も新型の特色。これにはドライブでのストレス軽減に寄与するオートブレーキホールド機能も備わっており、ブレーキをかけて停止したときにブレーキを保持して停車状態が維持でき、アクセル操作によって自動的にブレーキが解除される。
このほか、一新されたステレオカメラや変更されたイメージセンサーの採用によって夜間の歩行者も検知する、進化版の先進安全運転支援システム「スマートアシスト」の採用や、スマホの連携に対応するディスプレイオーディオ、快適・便利な「ダイハツコネクト」が採用され、多角的に商品力が高められている。