知ってるようで意外と知らない ドライブレコーダーの用語解説

ドラレコ専門用語をやさしく解説

【1】記録解像度
一般的に記録解像度の数値が大きいほど高画質。現在もっとも多く採用されているのは「1920×1080」で、フルHDと呼ばれるもので、周囲のクルマのナンバープレートが読み取れる十分な画質だ。それよりも高画質なものには2304×1296(3M)、2560×1440(WQHD)、3840×2160(4K)などがあり、これらは拡大しても鮮明な映像を得られるが、そのぶんデータが重くなるので大容量のマイクロSDカードが必要になったり、記録時間が短くなる。

【2】記録媒体
ほとんどのドライブレコーダーは映像をマイクロSDカードに記録する。容量が多いほど、高画質、長時間の記録が可能となる。一部機種では2枚のカードに連続的に録画ができるダブルスロット仕様を採用している。ドライブレコーダーの場合は常時データの書き込みを繰り返すためマイクロSDカードには負担がかかりやすく、一部機種を除いて定期的なフォーマット作業や交換が必要だ。なお、多くの製品ではマイクロSDカードを付属。

【3】センサー
上級モデルでは「GPS」や「Gセンサー」を搭載。GPSでは衛星からの電波を受信して自車位置や日時、速度などの情報が得られ、それらのデータは映像と一緒に記録。パソコン向け専用ビュワーソフトや専用スマホアプリ(一部機種)で内容の確認ができる。
また、Gセンサーは車両の前後方向、左右方向、上下方向の動きを検知するもので、一定以上の数値(取り付け車種に合わせて調整が可能)を検出すると記録映像の上書きを禁止するイベントモードに自動で切り替わる。パソコン向け専用ビュワーソフト上ではGセンサーのデータがグラフで見られ、急ブレーキや急ハンドルの操作を推測できる。

【4】フレームレート
各メーカーのウェブサイトやカタログなどには必ず掲載されているスペック。カメラが1秒間に何コマの撮影を行っているのかを示す数字で単位は「fps」となる。たとえば27fpsでは1秒間に27コマの撮影を行っており、コマ数が増えるほど映像が滑らかに見えるようになるが、これが30fpsだと対策品を除いて西日本のLED信号機が消灯して映るケースがあるのだ。海外製激安品や古い製品を購入する際には注意が必要となる。

【5】録画モード
ほとんどのドライブレコーダーは大きく分けて3種類の「録画モード」を備えている。
エンジンの始動と同時に録画を開始するのが「常時録画」。その名の通り常に録画を行っているためマイクロSDカードの容量がいっぱいになると古いファイルから上書きし、時間が経過すると記録映像が見られなくなる。
そして「イベント録画」では急ブレーキや急ハンドルなどで内蔵のGセンサーが一定以上の数値を検知すると、その前後数十秒の映像を別の上書き禁止フォルダに分けて記録。特別な操作が不要で事故発生時などに役立つ。
また、本体ボタンや連携しているスマホ画面のアイコンを押すと作動するのが「手動録画」。押したタイミングの前後数十秒の映像を上書き禁止フォルダに分けて記録する。あおり運転や割り込みといった周囲の車両から被害を受けた際などに使用する。

【6】F値
カメラに搭載されているレンズが元々持っている明るさを示す数値。一般的にはF2.0前後が多く、数字が小さくなるほど夜間の映像記録に強いとされる夜間走行が多いのならばF1.4やF1.8のモデルを選ぶといいだろう。ただし2カメラ型の場合には前後カメラでF値が異なることもあるので注意が必要だ。

【7】STARVIS(スタービス)
さまざまなメーカーの夜間撮影に強いと言われているモデルの多くに搭載されているソニー製CMOSセンサー。圧倒的な高感度性能を備えており、わずかな光でも明るく鮮明に映し出す。ただしセッティングや組み合わされるレンズによってモデルごとに画質の差がある。なお、2カメラ型では本体カメラのみSTARVISが使われているという場合も多い。

【8】HDR/WDR
ミドルクラス以上の機種に搭載されている画像補正機能が「HDR(ハイダイナミックレンジ)」、「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」。これらは画面内の明暗差を自動的に補正して白飛びや黒つぶれのない見やすい映像を作り出すもので、特に朝や夕方の逆光、夜間、トンネルの出入口などで効果を発揮する。ただし機種によってはHDRやWDRを使用すると画質が著しく低下するものもある。

【9】スマホ連携
無料の専用アプリをインストールしたスマホ(iPhone/Android)とWi-Fiを介して連携するモデルもある。スマホ画面に撮影中の映像をリアルタイムで表示するだけでなく、保存しておきたい記録映像のダウンロードや手動録画操作、各種の設定操作なども行える。本体にディスプレイが無い機種やディスプレイサイズが小さい機種では使い勝手がグンとアップする。

【10】駐車録画
ドライブレコーダーを防犯用の監視カメラとして使える機能。内蔵センサーが車両への振動や周囲への人のうろつきを検知すると自動的に録画を開始するもので、機種によっては24時間365日の動作が可能だ。メーカーによってはオプションのケーブルやユニットの接続で対応する場合もある。車内が撮影ができる2カメラモデルや360°カメラモデルでは車上荒らし対策として有効。

【11】運転支援
カメラで捉えた車両前方の映像を画像認識技術で分析し、ドライバーに注意を促す機能。信号待ちでの前方車両の発進や、走行中の前方車両への近づきすぎ(一定速度以上で作動)、車線からのはみ出しなどを知らせてくれる。多くの機種ではディスプレイにアイコンの表示を行い、同時に警告音を鳴らす。機種によっては走行している道路の制限速度や長時間の連続運転も案内。いずれも安全運転に貢献する役立ち機能だ。

【12】HDMI出力
記録映像をHDMI端子経由で外部機器に出力できる機能を持つモデルもある。自宅などに持ち帰ってUSBなどから電源が取得できれば家庭用テレビなどの大画面でドライブレコーダーの映像が見られる。

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